【写真を見る】“トランプ新関税”発動…定まらない税率に美濃焼の窯元は懸念「最悪のシナリオは…」 8年前にアメリカ輸出を開始 岐阜・土岐市

岐阜県土岐市の「カネコ小兵製陶所」。美濃焼の窯元として、100年以上の歴史を誇り、世界各国への輸出にも力を入れています。

(カネコ小兵製陶所 伊藤祐輝社長)
「だいたい10%〜15%が輸出しているものです」

機能性とデザイン性が海外でも高く評価される美濃焼。きょうも丁寧な制作の様子を確認できました。

■アメリカで人気の器は?

アメリカでの販売は、8年前から行っているそうです。

(伊藤社長)
Q.人気の商品は?
「白が一番人気です。アメリカはとにかく大きい器がたくさん売れるので、日本ではあまり使われないような、30センチくらいの器が欲しいと言われる」

この窯元がアメリカに商品を輸出する際、現地の小売店が関税や輸送代を負担しています。

(伊藤社長)
Q.30センチの器は日本ではいくらで買える?
「1万円くらいですかね」
Q.アメリカだといくら?
「だいたい3万円くらい」

■トランプ新関税に「右往左往」

もともと数%だった関税は去年、トランプ「相互関税」で突如15%に上昇しました。しかし今度は、もともとの関税に10%が上乗せされることになるという税率の目まぐるしい変化。

伊藤社長の懸念は、ここから卸値が急激に変化することです。

(伊藤社長)
Q.どんどん変わるが、この変化どう思う?
「右往左往します。最悪のシナリオとしては、もっと関税が高くなってしまって、あまり出荷できないとか、出荷が減ってしまう懸念はある」

■「日本の文化を海外へ…関税がネックになるのはもったいない」

しかし、デメリットばかりではないようで…

(伊藤社長)
「(これまでは)円安の恩恵の方が大きい気がします。販売する側からすると、(卸先が)買い求めやすくなって、出荷が増えるのではないか」

円安とアメリカでの物価高を追い風に、美濃焼を高級ブランドとして世界に売り出すきっかけになればと言います。

(伊藤社長)
「どんどん日本良いものをアメリカや海外に出していきたい中で、関税がネックになってしまうと、文化を伝えることでも、もったいないことに」

CBCテレビ