2月18日(水)、三重大学と伊賀地域が連携して実施するリカレント教育プログラム「伊賀おとな塾」では、第五回となる最終回の講義が開催されました。
今回の講義では、三重大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 鳥飼 直也 教授を講師に、「X線・中性子による材料内部の非破壊構造観察」をテーマに行われました。
X線や中性子を利用した材料内部の非破壊構造観察の基礎から応用までを、豊富な実例とともにわかりやすく解説しました。
鳥飼研究室で取り組まれている、高分子材料・界面活性剤など「ソフトマター」の構造解析、ナノコンポジット材料の分散状態評価、X線・中性子散乱法による自己組織化構造、界面構造の可視化、大型放射光施設 SPring-8 や J-PARC を活用した先端計測、といった研究内容をもとに、「材料内部で何が起きているのか」を非破壊で明らかにする量子ビームの魅力が紹介され、専門的な内容でありながら、実際の材料開発や産業利用のイメージが湧くように工夫された講義で、受講生にとって大変学びの多い時間となりました。

講義に続いて、本プログラムの修了式が行われました。
青木 雅生 リカレント教育センター長より、受講生一人ひとりに修了証書を授与され、受講生からは、本プログラムで得た学びや今後の活用について、一言ずつ感想が寄せられました。
さらに、上野商工会議所 会頭・ゆめポリス伊賀立地企業連絡会 会長 中井 茂平 様および、青木センター長より、受講生へ祝意の言葉が贈られ、プログラムは充実した雰囲気のまま締めくくられました。

「分析の世界」をテーマに、基礎から応用まで体系的に学んだ本プログラム。
材料の構造を”視る”ことで見えてくる科学の奥深さや、地域産業への応用可能性など、多くの気づきと学びを得ていただけた最終回となりました。
三重大学リカレント教育センターHP
https://recurrent.mie-u.ac.jp/info/2026/02/25/infomation_5524/
