
“富山弁” がふんだんに登場! 火曜ドラマ「未来のムスコ」 志田未来さん演じる主人公が富山県出身 撮影現場にも立ち会う「方言監修」の裏側
TBS系列で毎週火曜夜10時に放送中のドラマ「未来のムスコ」。志田未来さん演じる主人公は富山県出身で、劇中には「富山弁」がふんだんに盛り込まれています。作品を支える「方言監修」の裏側を取材しました。
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志田未来さん演じる主人公、汐川未来。新湊出身で、俳優を目指し、東京の劇団に所属。
崖っぷちの生活を送る中、10年後からタイムスリップしてきた「未来のムスコ」と名乗る男の子が現れたことで始まる、時を超えたラブストーリーです。
【未来のムスコ・第1話より】
母「もしもし未来?」
未来「どうしたの?」
母「たまには連絡してこられよ〜。元気にやっとんが?」
未来「はいはい。元気だよ〜」
母「最近どうなが?仕事は」
未来「稽古やってるよ」
母「稽古ゆうて〜。あんたいっつも稽古しとんにけ」
このドラマの中で、キーワードとして何度も登場するのが――
【未来のムスコ・第1話より】
未来「だんない、だんない。地道にいこう!地道に!」
未来の父「だんない、だんない。『だんない』は魔法の言葉。未来なら大丈夫やちゃ」
「だんない」――。富山弁で「大丈夫」を意味するこの言葉。
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漫画の原作者の阿相クミコさんが「大丈夫」という言葉をテーマにした作品を構想している中、「だんない」という方言に惹かれ、主人公の出身地を新湊に設定したといいます。
そんな作品のリアリティを支えているのが、こちらの2人。
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お笑いコンビ・雷鳥
「お姉ちゃんです。弟です。雷鳥だよ!アー!」
射水市出身のお笑いコンビ、雷鳥のお姉ちゃんとゆういちさん。2人が新湊出身ということを知っていた、原作者の阿相さんから直接、漫画の方言監修の依頼がきたといいます。
雷鳥・お姉ちゃん
「自分たちがしゃべっている言葉が、漫画に出てくるんだと思うとすごくうれしくて、『はいはい!やりますよ!』って感じで」
TUT漫画の絵コンテを見て「富山弁」に変換
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漫画の方言監修の仕事は、まず絵コンテから始まります。標準語で書かれたセリフを、場面や登場人物の年齢に合わせ「新湊弁」に変換。
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例えば、未来が兄とけんかをするシーン。
けんかを止めようとする母が言った「はいはい。この話終わり」というセリフは――
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雷鳥・お姉ちゃん
「『はいはい、この話こんで終わり』ということで、『こんで』というのが富山、新湊らしいかなというので」
限られた文字数のなかで置き換える必要があり、試行錯誤の繰り返しでした。
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雷鳥・お姉ちゃん
「主人公が新湊出身で、東京でやっているところとか、未来のお母さんや家族は新湊の内川周辺に住んでいるとか、そういう環境とか年齢も考慮しながら方言の文量をシーンによって書き換えて」
雷鳥・ゆういちさん
「全国のみなさんに伝わるように、編集者さんと話ながら、分かりやすいように、でも富山の新湊のニュアンスをしっかり残すようにやっていました」
ドラマの撮影も立ち会い「富山弁」監修
作品は漫画にとどまらず、今期のTBSドラマに!雷鳥の2人はドラマでも方言監修を担当。
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雷鳥・ゆういちさん
「いるんですよ、このそばに。電話のやりとりをしているシーン、僕はこの部屋の隣ぐらいにいました」
ほぼ毎週、撮影現場に立ち会い、イントネーションをチェック。
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さらに、俳優陣が練習するための「お手本音声」も2人が吹き込んでいます。
【テープ収録を再現】
未来「もうまたそれけ」
母「夢を諦めることは何も恥ずかしいことじゃないがやから」
未来「何で諦める前提なが?約束通り、30までこっちで頑張っから」
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雷鳥・お姉ちゃん
「こんな感じで、感情をそこまで入れず、富山弁とか新湊弁が伝わるように聞こえやすいようにテープをとっています」
2人が吹き込んだテープを、志田未来さんたち俳優陣が何度も聞いて練習しているといいます。
雷鳥・お姉ちゃん
「役者さんたちが、私たちが普段使っている富山弁だったり新湊弁を感情豊かにしゃべってくださっていることが、とてもうれしいですし、すごく大切にしてくださっていて、すごく感謝しながら方言監修をさせていただいていて」
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火曜よる10時放送のTBSドラマ「未来のムスコ」。たびたび登場する富山の風景や方言にも注目です。
雷鳥・お姉ちゃん
「親子の関係だったり、絆というのが富山弁、新湊弁を通してみなさんに感じていただけると思うので、ぜひ見ていただきたいと思います。富山弁、新湊弁無しでは紡がれないようなシーンが多いので」
