上関町議会議員選挙の投開票が22日行われ10人の新しい議員が決まりました。
使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画が浮上して初めての町議選で、当選した10人の事前のアンケート結果への回答は、賛成が5人、反対が3人、無回答が2人でした。

任期満了に伴う上関町議会議員選挙には定数10に対し12人が立候補し5日間の選挙戦を繰り広げました。
投票は22日行われ、開票作業の結果、現職9人、新人1人が当選しました。
投票率は78・86%で、選挙戦となった8年前を1・74ポイント下回っています。
今回は、中国電力による使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画浮上後、はじめての町議選で事前に実施したアンケート調査によりますと当選した10人のうち計画に賛成と答えたのは5人、反対は3人、無回答が2人です。無回答の2人はいずれも現職で、2023年の立地可能性調査の是非に対しては賛成1、反対1でした。
開票結果を受け取材に応じた西哲夫町長は「議会構成は賛成6、反対4となると思う、今後、しっかりと議論してほしい」などと述べました。
■10人の当選者
岩木和美氏 166票
海下竜一郎氏 161票
古泉直紀氏 157票
柏田真一氏 138票
清水康博氏 137票
国弘秀人氏 135票
山谷良数氏 130票
右田千賀子氏 111票
山戸孝氏 108票
秋山鈴明氏 100票
■上関町の使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設計画
山口県上関町には今からおよそ45年前…止まらない過疎高齢化を背景に原発の建設計画が浮上しました。
福島第一原発事故により原発計画は中断。交付金や工事に伴う地元への発注も期待できないなか、西哲夫町長は中国電力に「地域振興策」を求めました。
その回答として示されたのが使用済み核燃料の中間貯蔵施設です。中国電力は2023年8月、立地可能性調査を申し入れ、町が受け入れたその日から調査に着手、そこから2年余り、調査と分析を行ってきました。
そして去年8月、中国電力は西町長に「立地は可能である」とする報告書を手渡しました。ただ使用済み核燃料の貯蔵容量などを示す事業計画は示されておらず、上関町の西町長もまだ、建設計画についての判断は示していません。
