
写真はテレグラムのアプリのアイコン。2025年10月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[モスクワ 19日 ロイター] – 通信アプリ大手テレグラムは、自社の暗号化技術に不備は見つかっていないと表明した。これに先立ち、ロシア政府は、同国兵士がテレグラムで送信したメッセージを外国の情報機関が閲覧できると主張していた。
ロシアの通信規制当局は、テレグラムが過激なコンテンツの削除に応じていないとして、国内での利用制限を導入している。
ロシアのシャダエフ・デジタル発展相は18日、ウクライナで戦闘に従事するロシア軍兵士が送信したテレグラムのメッセージを、外国の情報機関が閲覧できると述べた。ロシアの兵士や従軍記者、政治家らによると、テレグラムは家族との連絡だけでなく、時には作戦上の目的でも使用されているという。
テレグラムはロイターの取材に「当社の暗号化に侵害が見つかったことは一度もない」と回答。さらに「暗号化が破られたというロシア政府の主張は意図的な捏造だ。テレグラムを禁止し、検閲や大量監視を目的に設計された国家管理下のプラットフォームへ市民を強制的に誘導するための口実だ」と反論した。
ロシア政府は、米メタの「ワッツアップ」やアップルの「フェイスタイム」など、他の外国製通信プラットフォームも遮断または制限している。当局は市民に対し、国家が支援する新たなアプリ「MAX」への切り替えを促しているが、同アプリが監視ツールとして設計されているとの指摘は否定している。
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