中国や韓国で旧正月の大型連休がスタート。米子-ソウル便を活かした山陰観光ツアーがはじまり、自治体は韓国からのインバウンド拡大に期待を寄せています。
2月15日の午後、米子空港に到着したのは韓国の仁川国際空港からやってきた193人の観光客。韓国の旅行会社大手「ロッテ観光」と鳥取県が共同で企画した、米子-ソウル便を活用した山陰観光ツアーです。
観光客
「山陰は初めてきました。今は韓国の旧正月にあたる時期なので、家族で旅行しようということになった」
「温泉がいっぱいあると聞いたので温泉を楽しみにしてきました」
3泊4日で山陰両県の観光地を巡るこのツアー。韓国が旧正月の連休を迎えることにあわせ、企画されました。
その背景には今年ならではの事情もー。
鳥取県国際観光課 谷本 敦 課長
「残念ながら、今、中国の方からお客様の足が伸び悩んでいる。より多くの韓国の方がこの鳥取県に訪れていただいて、鳥取県の良さを体感していただいて、また違う季節にも2度3度と訪れていただきたく思っております」
韓国と同様、中国でも旧正月の連休を迎えていますが、昨年来の日中関係の緊張を背景に、中国政府は日本への渡航自粛を要請する事態となっています。
今回のツアーで訪問先のひとつとなっている水木しげるロードに店を構える人はー。
店舗関係者
「うちも中国の言葉をしゃべる店員がいますし期待はしていたんですが、色んな国の方が来られていますので。中国本土からも来てほしいんですが、なんとかカバーできるんじゃないか」
中国からの旅行客の減少が予想される一方で、韓国ソウルと米子空港を結ぶ、国際的便は好調な利用が続いています。
今年に入り、島根県東部を震源とする地震や大雪に見舞われた山陰ですが、1月の搭乗率は90%以上、2月に入ってからも約90%の予約率となっていて、鳥取県は今回のツアーを足がかりに韓国からのインバウンド拡大を目指したいとしています。
鳥取県国際観光課 谷本 敦 課長
「韓国の皆さんはもちろんですけど、日本からのお客様にも大変利用しやすいというお声をいただいております。地震への心配の声もいただいておりますので、しっかりとそこはプロモーションを続けていきながら、この好調さをしっかりとキープさせていただきたいとおもっております」
一方で、米子 ‐ ソウル便は、機材繰りの関係もあり、3月29日からの夏ダイヤでは週7日のデイリー運航から週5便への減便が決まっています。
鳥取県では夏の山陰の魅力を発信するなど利用促進に努め、デイリー運航の復活についても目指すとしています。
