<第75期王将戦第4局前日>質問に答える永瀬拓矢九段(撮影・会津 智海)
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 将棋の藤井聡太王将(23)=名人を含む6冠=に永瀬拓矢九段(33)が挑戦する第75期王将戦7番勝負(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)の第4局が和歌山市の「和歌山城ホール」で17日から始まるのを前にした16日、両対局者が市内で行われた前夜祭に出席した。

 フルーツ王国と名高い和歌山。ここまでの対局で果物を使ったフレッシュジュースやスイーツなどを大量に注文してきた永瀬は「果物が大好きでして…」とし、「料理やデザートなど、33種類もご用意いただいた。移動が少し長かったのですが、明日、明後日何を食べよう…と考えていたら、あっという間に着きました」と話し、会場の笑いを誘った。

 特産品のミカンについては、「特殊ですがミカンのドライフルーツが大好き。ご用意いただいたデザートに多く使っていただいているので、とても楽しみにしています」と語った。

 藤井は2年前の竜王戦第5局以来の和歌山対局。「前回から海の幸や山の幸…おいしいものが多いと感じました」と振り返り、「今回のメニューは前回より進化しバラエティーに富んだ内容になっていて、選ぶのも楽しかった。迎えてくださる和歌山の皆さんの進化に負けないよう、私自身もより良い将棋をお見せした」と意気込んだ。

 ここまでの成績は藤井1勝、永瀬2勝で、永瀬がリードする展開。第3局は後手の藤井が雁木模様の将棋で工夫を見せたが、永瀬の深い研究が光った。難解な終盤でもノーミスで、永瀬の“完全試合”ともいえる将棋だった。第4局では藤井が再びタイに戻すのか、永瀬がタイトル獲得に王手をかけるのか。注目の対局はあす17日午前9時から始まる。

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