「イズミヤショッピングセンター枚方」(過去の様子)【提供写真】
1970年に開業した「イズミヤショッピングセンター枚方」(大阪府枚方市、以下:イズミヤSC枚方)が3月1日、55年の歴史に幕を閉じる。一時は全店でもトップクラスの売上げを誇った同館だが、老朽化に伴い建物自体が解体へ。館内の「思い出メッセージコーナー」には2000を超す多くのメッセージが集まっている。
■ 1978年に増築→売上高が大幅伸長へ
「イズミヤショッピングセンター枚方」(過去の様子)【提供写真】
開店3日間で売上高は1億円を軽く突破、約13万人の客が訪れた「イズミヤSC枚方」。建物の特徴は、凹字型三棟の売場をモールで結んだクローズドモールと呼ばれる形式で、1階には直営の食料品売場と48の専門店売場があり、2階には衣料品・日用雑貨・電化製品・家具(いずれも直営)などの売場があった。
「イズミヤショッピングセンター枚方」(過去の様子)【提供写真】
担当者は「開店当日は、午前10時の開店からえんえんと人の波が続き、駐車場に入りきれない車が道路の両側に長い列をつくるという、好調なスタートでした」と振りかえる。勢いそのままに、1978年4月には増築改装オープン。増床面積は約2000平方メートルとなり、この増築改装を機に売上高が大幅伸長。1990年代後半まで全店でもトップクラスの売上店舗となった。
「イズミヤショッピングセンター枚方」外観(2026年2月 Lmaga.jp撮影)
「イズミヤショッピングセンター枚方」(2026年2月 Lmaga.jp撮影)
また、同館の歴史を語るうえで、SNSでも多くの声が挙がっていたのが「ミスタードーナツ」。1階の出入口近くにあり、家族連れの客が多かった同館で、「ご褒美に買ってもらったのか、ルンルン気分でスキップしながら紙袋をうれしそうに持っているお子様をよく見かけました」と担当者。
この「イズミヤSC枚方」のミスタードーナツは、1972年5月27日にオープン。別の場所から移転してきたもので、「ミスタードーナツ」の11号店にあたる歴史ある店舗だ。同店は今回の閉店に先駆け、1月31日に営業を終了している。
イズミヤショッピングセンター枚方の「思い出メッセージコーナー」【提供写真】
イズミヤショッピングセンター枚方の「思い出メッセージコーナー」【提供写真】
イズミヤショッピングセンター枚方の「思い出メッセージコーナー」【提供写真】
2025年10月24日の閉館セール以降、館内の「思い出メッセージコーナー」には2000を超すメッセージが集まった。「ここに来ると何故かホッとします。オリジナルソングでも聴けなくなると思うと淋しい!」「父母とそして夫と子どもと何度も足を運んだ思い出のスーパーです」など、それぞれの思いが綴られている。
イズミヤショッピングセンター枚方の「思い出メッセージコーナー」【提供写真】
「世代の超えたご家族での利用や、生活の一部であったお店、大好きなので、また戻って来て欲しい等、思いのこもった熱いメッセージが他にも多数ございました」と担当者。老朽化に伴い、建物が解体されるが、今後の土地活用については検討中で、現時点では未定だという。「イズミヤショッピングセンター枚方」は3月1日・18時に閉店する。
