米国株式市場=3指数が週間で下落、AI巡る懸念継続

写真は米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で2025年9月撮影。REUTERS/Jeenah Moon/File Photo

[13日 ロイター] – 米国株式市場では、主要株価3指数が軒並み週間で下落した。人工知能(AI)による混乱への懸念が残る中、S&P総合500種(.SPX), opens new tabは小幅に反発して取引を終えた。ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは小幅安。大型ハイテク株と通信サービス株が足かせとなった。この日発表された1月の消費者物価指数(CPI)は前年比で2.4%上昇と、伸びは前月の2.7%から縮小し、市場予想の2.5%も下回った。前月比も0.2%上昇と、前月の0.3%から鈍化した。

CMEのフェドウオッチによると、CPIの結果を受け、市場が織り込むFRBが6月会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを行う確率は52.3%と、発表前の48.9%から小幅上昇した。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディーロ氏は「これは良い数字だ。FRBの目標である2%には依然として遠いが、インフレは加速しておらず、関税によるインフレへの影響という懸念にようやく光明が見え始めているのかもしれない。(関税の影響)は依然として顕著だが、緩和しつつある」と述べた。

週間では、S&Pが1.39%、ナスダックが2.1%、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが1.23%、それぞれ下落し、いずれも昨年11月以来の下落幅となった。足元の株式市場は、AIによる混乱への懸念から、ソフトウェア関連や保険、運輸に至る幅広いセクターで売りが広がり記録的な高値から後退しているものの、この日は、S&P総合500種ソフトウエア・サービス指数(.SPLRCIS), opens new tabが0.9%上昇。ディフェンシブセクターの公益事業(.SPLRCU), opens new tabが2.69%、不動産(.SPLRCR), opens new tabが1.48%上昇し、S&P500の主要11業種では、値上がり率が最も大きかった。ヘルスケア(.SPXHC), opens new tabも上昇。デクスコム(DXCM.O), opens new tabが7.6%、モデルナ(MRNA.O), opens new tabが5.3%、第4・四半期決算発表後に急騰した。一方、大型ハイテク株は軟調。エヌビディア(NVDA.O), opens new tabとアップル(AAPL.O), opens new tabの下げがきつかった。一方、アプライド・マテリアルズ(AMAT.O), opens new tabは8.1%上昇。第2・四半期の売上高と利益が市場予想を上回るとの見通しを好感した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.57対1の比率で上回った。ナスダックでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.92対1の比率で上回った

米取引所の合算出来高は186億1000万株。直近20営業日の平均は207億5000万株。

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