英国ロイヤル・バレエの『シンデレラ』が、2月13日(金)から19日(木)まで全国の映画館で1週間限定上映。フレデリック・アシュトン振付による名作で、日本出身プリンシパルの金子扶生がシンデレラ役を務め、ウィリアム・ブレイスウェルが王子役を演じた2025年11月5日(水)収録公演です。
初演75周年を記念した新プロダクション
ロイヤル・バレエの『シンデレラ』は、創立メンバーであるフレデリック・アシュトンが振り付けた代表作です。本作は2022年に初演75周年を記念して舞台装置と衣裳を一新し、約10年ぶりにリバイバル上演されました。箒をパートナーに見立てたデュエット、男性ダンサーが女装して演じる義理の姉妹、四季の精や星の精による群舞が特徴的な振付となっています。
舞台装置を手がけたのは、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる『となりのトトロ』舞台版でローレンス・オリヴィエ賞を受賞したトム・パイです。花々が咲き乱れるガーデンパーティをイメージした華麗な舞踏会場が印象的に演出されています。衣裳は、アカデミー賞衣裳デザイン賞に6度ノミネートされ2007年にオスカーを受賞したアレクサンドラ・バーンが担当し、オートクチュールのような洗練されたエレガンスが作品全体を彩っています。
金子扶生とウィリアム・ブレイスウェルの共演

シンデレラ役を演じるのは、日本出身のプリンシパル・ダンサーである金子扶生です。ロイヤル・バレエを代表するプリマ・バレリーナとして世界中の劇場にゲスト出演し、国際的な活躍を続けています。舞踊評論家の森菜穂美氏は「難しいステップも軽やかに鮮やかにこなし、前向きに運命を切り開くヒロインを好演しています」と評価しています。
王子役を務めるのはウィリアム・ブレイスウェルです。森氏は「優しくノーブルな貴公子役がぴったりで、金子とのパートナーシップを待ち望んでいる現地ファンの熱望に応えての今回の共演となりました」と解説しています。颯爽とした王子のソロや、第2幕の舞踏会での甘美でロマンティックなパ・ド・ドゥが見どころです。
義理の姉役とナビゲーターにも注目
シンデレラの義理の姉役は、ロイヤル・バレエを代表する名優ベネット・ガートサイドとジェームズ・ヘイが演じています。ジェームズ・ヘイは『リーズの結婚』でリーズの母親シモーヌ役と「木靴の踊り」で大評判となり、2月20日(金)公開のシネマ『くるみ割り人形』では魔術師ドロッセルマイヤー役に挑戦しています。森氏も「最近の活躍ぶりが目覚ましく、その芸達者ぶりから目が離せません」と注目しています。
今シーズンのリバイバル上映では、ナビゲーターをプリンシパルキャラクターアーティストで指導者のギャリー・エイヴィスが務めています。エイヴィスは昨年11月にロイヤル・バレエを引退したため、スクリーンで彼の姿を観られる最後の機会となります。舞台裏からの解説により、作品の魅力がより深く理解できる構成になっています。
全国の映画館で楽しめる世界最高峰のバレエ

「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」は、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで上演される世界最高峰のバレエとオペラを映画館で体験できる企画です。2025年12月19日(金)から2026年7月9日(木)まで、全9演目が各1週間限定で公開されます。大スクリーンと迫力ある音響により、ライブ観劇とは一味違う贅沢な鑑賞体験が可能です。
『シンデレラ』の上映時間は2時間41分で、TOHOシネマズ日本橋ほか全国の劇場で上映されます。舞踊評論家・森菜穂美氏による詳細な解説も公式サイトで公開されており、作品への理解を深めてから鑑賞することができます。
Text by British Culture in Japan編集部
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https://tohotowa.co.jp/roh/
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