元小学校を舞台に、アーティストの制作室を一般公開
京都芸術センター は、アーティストの制作室を一般公開し、ダンスや演劇、美術といった多彩な表現に気軽に触れられる体験型イベント 「Kyoto Art Center OPEN DAY 2026 Winter」 を、2026年2月20日(金)から22日(日)までの3日間開催する。
【写真】京都芸術センターで行われる「Kyoto Art Center OPEN DAY 2026 Winter」過去開催の様子など
本イベントは、作品が完成する前段階にある試行錯誤や思考のプロセスを、来場者と共有することを目的としたものだ。AIやデジタル技術の進展により、わかりやすい正解があふれる現代において、「OPEN DAY」 は答えを急がず、まずはやってみること自体を楽しむ場として企画されている。アーティストが日常的に制作を行っているスタジオを開放し、創作の途中をのぞき込みながら、身体や手を動かして表現に触れる機会が用意される。
会期中は、ダンス、舞台・演劇、美術といったジャンルから11組のアーティストが参加する。廊下を静かに歩く行為をダンスとして捉え直す試みや、初めてのコンテンポラリーダンス体験、参加者自身の記憶や言葉を起点に物語を紡ぐ演劇的ワークショップ、使われなくなった舞台美術に新たな役割を与える実験、美術分野では身近な素材を用いた造形や抽象表現への入り口など、多様なアプローチが展開される。子どもから大人まで、初心者から経験者まで、それぞれの興味関心に応じて参加できる構成である。
会場となるのは、約95年前に建てられた元小学校の校舎を活用した京都芸術センターの館内各所。登録有形文化財でもある教室や講堂といった空間は、用途を変えながら使い継がれてきた建物ならではの時間の厚みを感じさせる。伝統を大切にしつつ、新しい表現に寛容な京都という土地性とも呼応し、創作の現場そのものが来場者に開かれていく。会期中は特設のフード&ドリンクエリアも設けられ、芸術との距離をさらに近づける工夫が施される。
京都芸術センターでは、新進・若手芸術家を対象に制作室を無償提供する制作支援事業を行っており、「OPEN DAY」はその活動を建物全体で体感できる機会となる。日頃はクローズドな空間である創作の過程に立ち会い、アーティストと時間を共有することで、これまで出会うことのなかった表現や視点と向き合う3日間となるだろう。
Kyoto Art Center OPEN DAY 2026 Winter
・会期:2026年2月20日(金)~22日(日)
・会場:京都芸術センター
・主催:京都芸術センター (公益財団法人京都市芸術文化協会)
・公式ウェブサイト:https://www.kac.or.jp/events/0129/
