弘前大学では、2026(令和8)年2月3日(火)、5日(木)の2回にわたって、創立50周年記念会館みちのくホールにおいて、令和7年度〈地域学ゼミナール〉公開発表会を実施しました。

同公開発表会は、外部からのコメンテーターを迎えて社会からの評価をいただくことで、大学での学びについて社会の実情を踏まえたものにすると共に、社会に学生の成果を知ってもらうことを目的としています。

今年度は外部コメンテーターとして、木下克也様(弘前商工会議所)、相馬秀一様(青森県)、八木橋陽悦様(青森県)、原子朋也様(あおもり創生パートナーズ株式会社)の4名を迎えて開催しました。また、学内コメンテーターは、藤﨑浩幸教授(農学生命科学部)、平野潔教授、花田真一准教授(ともに人文社会科学部)の3名の先生方に協力いただきました。

2月3日(火)発表学生とコメンテーター

2月3日(火)発表学生とコメンテーター

2月5日(木)発表学生とコメンテーター

2月5日(木)発表学生とコメンテーター

各回ともに、前半は代表の5グループが発表し、それぞれに対する評価と助言をコメンテーターからいただきました。後半は、全会場からの質問をもとに、各グループの代表とコメンテーターによるトークセッションが行われました。コメンテーターの方々からは、それぞれの立場から、地域課題に対してどのように向き合っているかを踏まえたアドバイスがあり、各学生も頷きながら耳を傾けていました。発表テーマは以下の通りです。

2月3日の発表テーマ

弘前市内の小中高生のバスの見送りを減らすには(クラス⑥ 12班)
打倒短命県!(クラス④ 1班)
リンゴを豪雪から守る~リンゴの枝折れ被害の視点から(クラス⑤ 14班)
青森県のお祭りを全国一位にしたい!(クラス⑨ 3班)
青森県の子供の英語力向上のために(クラス⑨ 11班)

2月5日の発表テーマ

青森県の魅力を伝え、観光客数を増やす(クラス⑪ 4班)
青森県のお土産消費促進(クラス⑪ 8班)
ホタテ産業の発展を目指して(クラス⑮ 9班)
“地元で働く”をもっと魅力的に―若者が残る街作り―(クラス⑮ 12班)
青森りんご海外輸出拡大のための現状の把握と方策の可能性(クラス⑯ 4班)

公開発表会は昨年度より始めた取り組みですが、今年度は授業において、昨年度の成果をオンラインで履修学生へ共有し、さらにテーマをグループで独自に設定することで、より多様で深みのある研究成果へとつなげることができたと言えます。発表会を終えた後、コメンテーターの方々からは「昨年度よりさらに発表の水準が向上した」という評価や、「テーマが多様で興味深く、今後を考える上でも参考になる部分があった」という感想をいただきました。

また、発表を聞いた学生からは、「この講義が僕を成長させてくれた」「今自分達が暮らす街についての理解を深めることができた」「様々な視点から見た問題点や改善点の発見を積み重ねることで、より良い未来をつくる1歩に繋がることがわかった」「地域づくりには多角的な視点と主体的な関わりが必要であると考えた。今後は自分の住む地域についても関心を持ち、課題や魅力を考えながら生活していきたいと思った」といった感想が見られました。

地域への問いをもとに探究する「地域学ゼミナール」の学びは、地域全体がキャンパスとしての活動とも言えます。大学と社会がともに学びの場をつくる「公開発表会」は、学生にとって大学での学びの意義を深める場となりました。

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