2月11日、「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」2日目、予選リーグ戦4試合が行われ、グループAの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18、Victoria州選抜 U18、グループBのALBA Berlin U18が連勝を果たし、準決勝進出を決めた。
今大会は、B.LEAGUE ユースチームと海外チームとの交流を通して、世界に挑戦する意識を高めるとともに『世界に通用する選手やチームの輩出』に向けた育成強化の礎を形成する機会を提供することが目的としている。世界を知るというこの貴重な機会は、まさに『世界に通用する選手の輩出』という使命を実現するための重要な一歩となる。
[グループA] 名古屋D U18、Victoria州選抜が連勝を果たす
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18は前回大会、予選リーグで1敗を喫した。その相手がB.LEAGUE U18選抜チームだった。メンバーは違うものの、各クラブの主力が集まった相手に対して、山下諒HCは「(予選リーグで)一番怖い相手です」と警戒していた。前日の試合ではスロースタートになったこともあって、余計にいいスタートを切りたいという思いもあったのだろう。名古屋D U18は開始直後から集中力が高かった。#2若野瑛太がペイントアタックから得点につなげると、ボールマンプレッシャーでミスを引き出して得意とする3Pシュートで次々と加点。リバウンドも支配し、前半だけで32点差を付けた。
ハーフタイム間、B.LEAGUE U18選抜チームはリバウンドでの積極性を出し、ディフェンス強度を上げていこうと確認。後半に入ると、それを遂行し名古屋D U18と競り合う展開を作る。#11丹野路和(仙台98ERS U18)、#15梶原悠真(滋賀レイクス U18)など高校3年生メンバーがアウトサイドからシュート力を見せてけん引すると、「同じように自分も引っ張れる存在になりたいと感じました」と語った高校1年生、#7宮⾥俊佑(琉球ゴールデンキングス U18)も3Pシュートを射抜くなどいい展開を作った。それでも大量リードに守られた名古屋D U18が90-51と連勝し、準決勝進出を決めた。
13得点と前日(15得点)に続いての2桁得点となった名古屋D U18の高校1年生、#11佐藤駿は試合後に「チームに必要な存在になるためにも、もっと改善していきたいです。同級生メンバーとは、支えてきてくれた3年生と共に最後の舞台でも優勝したいし、そのためにできることはやろうと話しています」と語った。
#11佐藤にとって、この試合では意識する相手がいた。それは名古屋D U15時代に出場した「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」で敗れた琉球 U15にいた#7宮⾥である。「世代トップの選手である宮里君は、中学から意識している存在です。実は試合前には、彼のプレー動画を見て“もっと頑張らないと”とモチベーションを高めているんです」と明かした。今回は、#11佐藤の名古屋D U18が勝利となったが、B.LEAGUE U18選抜にいる#14⾼橋秀成(U18 川崎ブレイブサンダース/高校1年生)らも含めて、今後のライバル関係はより楽しみなものになりそうだ。

#7宮⾥俊佑(琉球U18)を意識していたと明かした名古屋D U18#11佐藤駿

#7宮⾥俊佑(琉球U18)は高校3年生メンバーとのプレーの中で多くを学んでいると語った
グループAのもう1試合は、Victoria州選抜と大阪エヴェッサ U18の対戦。昨日同様、Victoria州選抜はアップテンポなオフェンスを展開し、#8ネイト・レングメイドらが得点。開始5分で早々と2桁のリードを作った。ただ、大阪 U18にとってそれは想定内。試合後、「リスタート早くして、ガンガン攻めていこうと話し合っていました」と明かした#17高木秀隼が第1クォーターだけで4本の3Pシュートを沈めて14得点と活躍を見せた。これで一旦1桁差としたものの、Victoria州選抜はスローダウンしなかった。「普段慣れていないようなフィジカルの強さに戸惑いもありましたが、チームメイトはみんなよく動けていたし、連動してうまくできていました」と#8レングメイドが語ったとおり、Victoria州選抜が終始主導権を握り121-55で快勝。準決勝進出を決めた。明日の第1試合では、名古屋D U18とグループA1位の座を懸けて対戦する。

大阪 U18#17高木秀隼が第1クォーターだけで4本の3Pシュートを沈めて14得点と活躍

Victoria州選抜はスローダウンすることなく攻め続けて121得点をマーク
[グループB] ALBA Berlin U18が連勝、SR渋谷 U18は意地の粘りを披露
グループBでは、まず「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025」準優勝のレバンガ北海道 U18とインターハイ準優勝の八王子学園八王子高が対戦した。同校は、203cm#0セハセダト・ニャンという大黒柱がいるチームだ。前日、北海道 U18の齋藤拓也HCは「留学生に対してどこまで挑めるか。リバウンドでどれだけ頑張れるかが勝負になります。チャレンジャーとして挑みたいと思います」とコメントしていた。
北海道 U18は#0セハセダトにボールが入ったらヘルプが付き、ボックスアウトを徹底。果敢に飛び込んでリバウンドでも互角に渡り合う。そこからのオフェンスでは、#4中川稟太郎が昨日(大会最多タイの7本成功)に続いて3Pシュートで得点源となると、#6木村颯太もアウトサイドから得点。決められてもすぐに決め返すという見応えある攻防続いた。我慢比べは第4クォーターに入っても続いたが、残り5分から流れを引き寄せた八王子学園八王子高が75-65で逃げ切った。
自慢のスピードを生かしてオフェンスを組み立てた八王子学園八王子高の1年生PG#7⼭⽥琉⽣は「留学生頼りになるのではなく、自分たちで得点を奪うにいくというのが今回大会のコンセプトです。昨日の試合(●53-98 ALBA Berlin U18)で、思い切りよくできたことが今日につながったと思います」と説明した。
一方、粘りを見せたものの、最後に押し切られた北海道 U18のキャプテン、#11安藤煌太朗は「前半は留学生対策がうまくできていたのですが、後半に入って疲れも出て遂行しきれませんでした。自分たちの甘さが出た試合だと思います」と悔しさをにじませた。

八王子学園八王子高の司令塔、#7⼭⽥琉⽣

B.LEAGUE U18を代表するチームとしての矜持を見せた北海道 U18
グループBのもう1試合では、200cm超が6人と揃う上にスキルもあるALBA Berlin U18とサンロッカーズ渋谷 U18が対戦。SR渋谷 U18の選手たちは今大会、「GO BEYOND THE LIMIT(120%を出し、自分たちの今を超える)」というスローガンを掲げている。秋葉真司HCは「今大会で実力証明し、敬意を勝ち取りたいと自分たちで考えたスローガンです。それを受けて、我々スタッフが戦略、戦術を考えてきました」と説明する。そのスローガンを体現するうえでALBA Berlin U18は、これ以上ない相手だった。
試合開始からSR渋谷 U18は、5人が連係しバックコートからボールマンにプレッシャーをかけ続ける。2m級の選手たちからミスを引き出し、得意とするアップテンポなオフェンスにつなげる。粘りを見せた立ち上がりだったが、ALBA Berlin U18はフィジカルの差を見せつける。SR渋谷 U18が懸命に伸ばした腕のはるか上からシュートを決め、第1クォーターを9点差で終えた。第2クォーターに入っても変わらぬプレーを見せると、会場全体から「GO! SUNROCKERS!」とコールが巻き起こった。ミスを引き出してオフェンスに転じると#10棚橋康成の連続3Pシュート、#6小野正人のバスケットカウントを決め、1桁差まで戻した。呼応するかのようにALBA Berlin U18も全力プレーを見せてリードを広げにかかるが、SR渋谷が何とか粘りを見せる。結果、15点差でハーフタイムを迎えた。

試合を通して強度の高いディフェンスを見せたSR渋谷 U18
後半に入っても疲れも見せることなく、足を動かして激しいディフェンスを展開したSR渋谷 U18。そこから良いオフェンスを見せた時間帯もあったものの、ALBA Berlin U18も隙を見せることなく121-55で勝利した。大差ではあったが、試合終了と同時に両チームに送られた拍手は、両チームが見せた全力での戦いに敬意を表してのものだったと言える。
トップから3Pシュート、長い腕を使って抑えに来る相手を交わしてのレイアップを決めるなど見せ場を作ったSR渋谷 U18#47山野井皓は、チームトップの22得点をマーク。「ペイント内でのフィニッシュにもっと工夫が必要でしたが、気持ちで負けずに強くアタックすることを心がけました」と自身のプレーを振り返る。続けて、「昨日の試合で100%を出し切らないと勝てないと痛感し、今日の試合では全員が気持ちをぶらさずに100%を出し切れたと思います。後悔は少ないです」と、チームとして全力を尽くした試合だったと胸を張った。

大会直前に自分の戦い方を見直したこともプラスになったと明かしたSR渋谷 U18#47山野井皓

ALBA Berlin U18は相手に呼応するかのように終始全力でのプレーを見せた
大会3日目は予選リーグ最終日。特にグループBでは、北海道 U18と八王子学園八王子が準決勝を争う状況だけに、それぞれの試合に注目が集まる。
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【開催日程】
予選リーグ : 2026年2月10日(火)~12日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026年2月14日(土)~15日(日)
※2月13日(金)は、チーム交流プログラムを実施予定です。
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u18-Internationalcup/2026/
【出場チーム】
[グループA]名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18/大阪エヴェッサ U18/B.LEAGUE U18選抜チーム/Victoria州選抜 U18 (オーストラリア)
[グループB]レバンガ北海道 U18/サンロッカーズ渋谷 U18/八王子学園八王子高等学校/ALBA Berlin U18(ドイツ)
【大会形式】2グループ (1グループ4チーム) に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに決勝/順位決定トーナメントを実施。
【配信】B.LEAGUE公式YouTube https://www.youtube.com/c/BLEAGUE
【試合スケジュール】
[2月10日(火)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[1]9:30[グループA]名古屋D U18 80-57 大阪 U18
[2]11:15[グループB] 北海道 U18 77-60 SR渋谷 U18
[3]13:00[グループA] Victoria州選抜 U18 92-61 B.LEAGUE U18選抜
[4]14:45[グループB] ALBA Berlin U18 98-53 八王子
[2月11日(水)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[5]9:30[グループA]名古屋D U18 90-51 B.LEAGUE U18選抜
[6]11:15[グループB]八王子 75-65 北海道U18
[7]13:00[グループA]Victoria州選抜 U18 121-55大阪 U18
[8]14:45[グループB]ALBA Berlin U18 99-57 SR渋谷 U18
[2月12日(木)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[9]9:30[グループA]Victoria州選抜 U18 vs.名古屋D U18
[10]11:15[グループB]ALBA Berlin U18 vs.北海道 U18
[11]13:00[グループA]B.LEAGUE U18選抜 vs.大阪 U18
[12]14:45[グループB]八王子 vs.SR渋谷 U18
[2月14日(土)]
[No] 試合開始時間 ラウンド 対戦カード
[13]9:30 -[グループA]3位vs.[グループB]4位
[14]11:15 -[グループB]3位vs.[グループA]4位
[15]13:00 準決勝[グループA]1位vs.[グループB]2位
[16]14:45 準決勝[グループB]1位vs.[グループA]2位
[2月15日(日)]
[No]試合開始時間 ラウンド
[17]9:30 7位決定戦
[18]11:15 5位決定戦
[19]13:00 3位決定戦
[20]14:45 決勝
![名古屋D U18、Victoria州選抜、ALBA Berlin U18 が連勝で準決勝進出を決める[インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026] 東アジアスーパーリーグ 「EASL(East Asia Super League)」 2025-26シーズンの日程が決定!](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2025/07/ogp_blg-1024x538.png)