
あいさつ代わりのビッグセーブだった。J2大分から完全移籍したファジアーノ岡山のGK浜田太郎。新天地で初の公式戦となった8日の福岡との開幕ゲームで見せた二つのファインプレーに注目した。(福本尚純)

福岡戦の後半4分、ビッグセーブでチームを救うファジアーノ岡山のGK浜田太郎=ベスト電器スタジアム(中西弘之撮影)
1-0で迎えた後半開始直後のピンチは対応力が光った。ペナルティーエリア内から打たれたコントロールシュートを右手一本ではじき出す。軌道は味方に当たって変わったゴール右上。「難しいコースだったが、うまく止められてよかった」。細かなステップの踏み替えから鋭く反応。189㌢の長身を目いっぱい伸ばし、滞空時間が長かった。

PK戦でシュートストップする浜田太郎
「助走の入り方から左。直感を信じた」と語るのは、同点に追い付かれて突入したPK戦の1本目だ。先蹴りの相手キッカーが左に放ったシュートを横っ飛びでシャットアウトし、拳を突き上げた。7人目まで続いたその後は止められなかったが、コースはほとんどが読み通り。あと少しだった。味方キッカーに毎回ボールを手渡す心遣いも共感を生むものだった。
自身初のJ1公式戦で、貴重な勝ち点1獲得に貢献した。「どっしりと構えていて非常に落ち着いていた。十分やれるだけの力を示してくれた」と木山隆之監督も及第点を与える。ブローダーセンが移籍し、クラブが一番時間をかけた編成ポイントのGK陣の中には身長196㌢のモーザーらもいる。好パフォーマンスを続け、新守護神となれるか。今後の活躍が楽しみだ。
