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【02月11日 KOREA WAVE】SKハイニックス社員による匿名寄付が、韓国社会に温かな波紋を広げている。発端は1月31日、会社員向け匿名掲示板「ブラインド」に投稿された「今日はちょっと自慢させて。お金を使ってきた」と題する書き込みだった。投稿者は、同社の記録的業績による平均1億ウォンの成果給の一部を、児童養護施設への寄付に充てたと明かした。

投稿者は、高級品などの消費ではなく、世宗市のヨンミョン児童養護施設にピザや果物などのおやつを届けた。その背景には、「学生時代が辛く、就職したら孤児院に寄付したい」との長年の思いがあったという。

この投稿は大きな反響を呼び、投稿者は2月3日に再び書き込みを投稿。施設が進める図書館建設プロジェクトが資金難に直面していることを伝え、追加支援を呼びかけた。自身も30万ウォン(約3万円)を送金し、支援口座を公開すると、SKハイニックスの同僚のみならず、サムスン・バイオエピス、韓国水資源公社、ソウル市庁、国税庁など他業種の会社員からも寄付が寄せられた。金額は3万〜30万ウォンと幅広く、8日までに閲覧数12万回、コメントは1000件を超えた。

施設側によると、これまでに約200人が寄付に応じ、寄付総額は1000万ウォン台から一気に2200万ウォンに増加。当初2年間を想定していた建設スケジュールは、今年末にも完了する可能性が出てきたという。

園長は「投稿者とはまったく面識がない」としながらも、「顔の見えない天使に心から感謝している」と語った。投稿者は「目標額に届かなければ、自ら有休を取り建設を手伝う」とも綴っており、寄付の輪は今後もさらに広がる見通しだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News