鹿児島市の新年度の当初予算案が、正式に発表されました。3000億円を初めて超える5年連続のプラス予算で、過去最高を更新しています。下鶴市長は「持続可能な街づくりに積極果敢に挑戦する」と述べました。

 鹿児島市の新年度の一般会計当初予算案は、今年度より95億円多い、3048億3700万円で過去最高となりました。5年連続のプラス予算です。

(下鶴市長)
「人口減少の将来リスクを見極めたうえで、今に挑み、未来を拓く持続可能な街づくりに積極果敢に挑戦する予算とした」

 物価高騰対策や子育て支援、国土強靭化などに重点を置き、44の新規事業を盛り込みました。

 物価高騰対策には、89億円を計上。小中学校の給食費の一部を支援することや、18歳までの子ども一人あたり一律2万円を支給することなどが盛り込まれています。

 下水道管路の老朽化対策や、災害時に断水していても使うことができるトイレカーの導入など、国土強靭化と災害時の対応力を向上させるための費用として、180億円を計上します。

 また、公共交通のネットワークを再構築するとして、バスの路線が大きく再編される市街地に、乗り合いタクシーや配車アプリを導入。渋滞を緩和するため、特定の期間や時間帯にバスの運賃を半額にする実証実験を行います。

 さらに、再来年度に迎える、西郷隆盛の生誕200年・没後150年に向けた取り組みや、維新ふるさと館のリニューアルなどに、32億円を計上しています。

 新たなスタジアムについては、現在、鹿児島市の与次郎地区の2つの候補地について比較するための調査が行われています。この調査にかかる費用などとして、約1360万円が計上されています。

 予算案は9日に開会した市議会に提案されます。