Jリーグ 写真:アフロスポーツ

麻田将吾

3人目に挙げるのは、今シーズンでプロ10年目を迎えるDF麻田将吾だ。

空中戦の強さと高いパス精度を武器に、攻守両面で貢献できるCB(センターバック)として京都の下部組織時代から頭角を現してきた。2017シーズンにトップチーム昇格を果たすと、出場機会を求めて翌2018シーズンにカマタマーレ讃岐へ期限付き移籍。讃岐では主力としてプレーし、2シーズンの武者修行を通じて確かな自信を深めた。

2020シーズンに京都へ復帰すると、2021シーズンにはキャリアハイとなるJ2リーグ38試合に出場。守備の要として活躍し、クラブの12年ぶりとなるJ1昇格に大きく貢献した。その後も主力として安定したパフォーマンスを続けていたが、2024シーズンの天皇杯2回戦(大宮アルディージャ戦)で右ひざ前十字靭帯を断裂する大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされてしまう。

長期間のリハビリを経て昨シーズン中に戦列復帰を果たしたものの、J1リーグでの出場は6試合にとどまり、ポジション争いの面では依然として厳しい状況に置かれている。

この百年構想リーグで明確な存在感を示せなければ、他クラブへの移籍という選択肢が浮上してくる可能性も否定できないだろう。

アピアタウィア久

4人目に挙げるのは、今シーズンでプロ7年目を迎えるDFアピアタウィア久だ。

流通経済大学4年時の2020シーズンにベガルタ仙台の特別指定選手としてJ1リーグ6試合に出場。192cm85kgの恵まれた体格を活かした対人守備の強さとスピードを武器に、大型CBとしての片鱗を示した。翌2021シーズンから正式に仙台へ加入すると、J1リーグ29試合に出場して1ゴールを記録するなど、若手ながら主力として活躍している。

2022シーズンには京都へ完全移籍で加入。着実に成長を遂げていた一方で、2023シーズンのJ1リーグ第29節・サガン鳥栖戦では、相手選手に中指を立てるなどの不適切行為により一発退場となる場面もあり、感情面のコントロールを欠く点が課題として浮き彫りになった。昨シーズンもJ1リーグで8試合に出場したものの、同ポジションで主力を担うDF宮本優太やDF鈴木義宜の存在もあり、控えに回る時間が長いシーズンとなっていた。

レギュラー奪取に燃えるアピアタウィアは、2月6日に行われた明治安田J1百年構想リーグ地域ラウンドの第1節ヴィッセル神戸戦(1-1、PK1-4)にスタメン出場。この百年構想リーグで再び存在感を示し、新シーズンに向けて主力候補としてアピールしたいところだろう。

一方で、百年構想リーグでの出場機会やチーム内での序列次第では、出場機会を求めて他クラブへ活躍の場を移す可能性も十分に考えられる。