冬の海は音を潜め、凛と澄んだ潮の匂いが朝の空気に満ちる1月24日。アサリを求めて愛知県知多市の新舞子海岸へと向かった。冬の潮干狩りの模様をレポートしよう。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
2026年2月7日
HAZEKING
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冬の新舞子海岸で潮干狩り
新舞子海岸は共同漁業権が設定されていないエリアで、誰でも無料で潮干狩りを楽しむことができる。ただし、捕獲方法には各都道府県ごとに漁業調整規則が定められており、無制限に採ってよいわけではない。
新舞子海岸付近(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
愛知県のルール
愛知県の場合、潮干狩りが許可されるのは日中のみ。使用できる採取器具は、網のないクマデ、いそがね、ねじり鎌などに限られる。
また採取可能なサイズにも規制があり、アサリは殻長2.5cm以上、ハマグリは3.0cm以上と定められている。ポイントによっては独自のルールが設けられている場合もあるため、事前確認は必須だ。
ウェーダーで干潟へ
ポイントに到着したのは14時。干潮は15時30分で、潮位は52cm。3月中旬の本格シーズンには20cm前後まで下がることを考えると、まだ調査的要素の強いタイミングだ。深場にも対応できるようウェーダーとライフジャケットを装着し、干潟へと入る。
干潟へGO(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
穴を探してアサリ発見
地形は非常になだらかで、粘土質の地盤が主体。所々に岩が点在しており、その周囲がアサリの好ポイントとなる。
特にカニなどの生物が掘った穴の周辺は、酸素が循環しやすく、アサリが居着きやすい。注意深く地表を観察していると、岩陰に小さな穴を発見した。すかさずクマデを入れて掘り返すと、地中およそ15cmで刃先がカツンと止まる。
砂をそっと払いのけると、濡れた殻が顔を出した。潮の底で眠っていた小さな命だ。指を差し入れ、殻を傷つけないよう丁寧に抜き取った。採れたのは殻長3センチのアサリ。貝殻は地質の影響で薄黒く色付いている。
これは珍しいことではなく、西尾市の吉田海岸や松島など、粘土質の浅場に生息するアサリに共通する特徴だ。一方で身入りは良く、殻の中でふっくらと膨らんでいる。春先に向けて抱卵が始まれば、さらに身が肥えてくるだろう。
アサリを発見(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
4cm級のアサリを好捕
その後は潮位の低下に合わせて徐々に沖へ進む。やがて地表は小石が多くなり、クマデでは掘り返しにくくなったため、器具を一本カギに変更。地中には貝殻の破片も多いため、厚手の手袋を装着して慎重に探る。
すると、明らかに手応えの異なる感触が伝わってきた。周囲の砂を取り除くと、大粒のアサリが姿を現す。採れたのは殻長4cmのアサリ。殻に刻まれた同心円は、干満を繰り返しながら生きてきた時間の痕跡だ。
静かに歳月を重ねてきた証とも言える。シーズン序盤としては申し分のないサイズである。日没が近づいたので、この日は無理をせず撤収とした。
今回は調査を兼ねたシーズン序盤の潮干狩りとなったが、結果として殻長2.5cm以上のアサリを20個採取することができた。これから日中の潮位は徐々に下がり、各地の潮干狩り場が本格的に賑わいを見せるだろう。
4cm級の良いアサリ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
今後の展望
昨年は不漁に悩まされた年でもあり、今年にかける期待は大きい。ルールを守り、資源を大切にしながら、冬から春へと移ろう海辺での宝探しを楽しんでほしい。
当日の成果(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
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▼この釣り場について
新舞子海岸
<HAZEKING/TSURINEWSライター>
