メキシコ中銀、政策金利据え置き インフレ目標は27年に達成見通し

メキシコ・シティーにあるメキシコ中央銀行のロゴ。2024年4月撮影。REUTERS/Henry Romero/File Photo

[メキシコ市 5日 ロイター] – メキシコ中央銀行は5日の会合で政策金利を予想通り7.00%に据え置いた。このところインフレ率と経済成長率がともに上昇していることを受けた。

インフレ率が目標の3%に低下する時期は2027年第2・四半期と見込み、従来の今年第3・四半期から大幅に後ずれさせた。中銀のインフレ見通しを巡っては、過度に楽観的との見方が一部で出ていた。

新たな予測では今年を通じてインフレ率が上昇すると見込み、今年末の総合インフレ率は3.5%と従来予測(3.0%)から引き上げた。

メキシコ中銀の金利据え置きは24年6月以来。その後は12回連続で利下げを実施してきた。今回の据え置き決定は5人の理事の全員一致によるものだとした。

昨年12月の会合では0.25%の利下げを決定したが、議事要旨では、当局者らが通商面の不確実性と新たな関税を理由に26年の利下げに対して慎重な姿勢を強めたことが示されていた。

キャピタル・エコノミクスのリアム・ピーチ氏は、中銀のトーンは全体としてタカ派的だったものの、今回の決定は緩和サイクルの終わりではなく、一時停止を示している可能性が高いと指摘。「緩和サイクルの扉が閉ざされるわけではないが、一時停止と再開が繰り返されるだろう。次回の動きのタイミングはインフレ見通しの改善次第となる可能性がある」と述べた。

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