■「最後に優勝して終わりたい」
2月15日に開催が迫る熊本城マラソン。中でも、熊日30キロロードレースは「マラソンへの登竜門」とされていて、今年も出場選手のうち20代前半が大半を占めます。
【写真を見る】熊本初の箱根『金栗杯』選手 東洋大学出身・大津顕杜が “最後の熊日30キロ”
その中で、マラソンでサブテン(2時間10分切り)記録を持つベテランが出場します。
熊本県上天草市出身の34歳、大津顕杜(おおつ・けんと)選手です。
所属チームは、全日本実業団駅伝の第1回大会にも出場した伝統ある「中央発條(本社:名古屋市)」です。
大学時代に熊本県出身者で初めて箱根駅伝の最優秀選手「金栗四三杯」に輝きました。
それから10数年、今シーズン限りでの現役引退を決めました。
大津顕杜選手「直近の自分自身の体調であったり、大会の結果が重なって、このタイミングかなと」
■2009年 全国高校駅伝
大津選手は、千原台高校で本格的に競技を始め、キャプテンとしてチームを初めての全国高校駅伝へと導きました。
東洋大学に進んでからは、箱根駅伝で2度の優勝を経験。4年生の時には10区で区間賞を獲得し、総合優勝のフィニッシュテープを切り、最優秀選手に贈られる「金栗杯」を手にしたのです。
当時の大津顕杜選手「今回、このような結果を出せたのも、地元の方をはじめ、チームメート、サポートしてくださった人たちのおかげだと思っている」
■大学卒業後「熊日30キロ」初出場
大学卒業後は、福岡の強豪・トヨタ自動車九州へ進み、2年目の2016年に、念願だった「熊日30キロロードレース」に初めて出場しました。
実況音声「さぁそして、大津と松本が桜岡を捉えました。地元、熊本千原台高校出身の大津顕杜、この終盤で2位に上がってきました」
この年は惜しくも準優勝でした。
大津選手「本気で優勝を狙っていて。練習もできていて自信もあって臨んだ大会だった。 “忘れ物を取りに行く” ではないが、あの時、取れなかった優勝をもう一度狙いに行きたい」
■「絶対、楽な方に流されない」
2021年に びわ湖毎日マラソンで2時間8分15秒をマークし、サブテンランナーとなった大津選手は、3年前、移籍という形で関東へと拠点を移し、今は1人で練習しています。
