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2026年2月6日13

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コネクテッドカー向けソフトウエアを手がける「極豆科技(JDO)」、人工知能(AI)企業「智譜AI(Zhipu AI)」、 中国銀聯(ユニオンペイ)はこのほど、業界初となる「車載ネイティブ決済エージェント」を上海市で共同発表した。音声操作を前提に車載システムへ組み込まれた決済機能で、スマートカーにおける支払い体験を再定義する。

新たな仕組みでは、ユーザーは給油や駐車、フードデリバリー等のサービスを車内で利用する際、スマートフォンを取り出したりアプリを切り替えることなく、車内で音声指示を出すだけで、検索から予約、支払いまでを完結できる。

従来の車載決済は、スマートフォンとの連携やアプリ追加に依存していた。これに対し、今回のソリューションは、決済機能そのものをスマートコックピットの基盤に統合し、車載システム内で一体的に処理する点が特徴だ。たとえば、「近くで安い充電スタンドを探して」と話しかけると、システムがナビゲーションを起動し、料金の比較、予約、決済までを自動で実行する。操作はすべて音声で行われ、手動操作は不要となる。

「車が人に合わせて動く」 中国スタートアップ、AIでスマートコックピットを再定義

技術面では、智譜AIが提供する汎用性言語モデル(GLM)を認知エンジンとして採用。曖昧な表現やマルチターンな会話を含み、文脈に依存する車載音声を正しく理解することが可能となった。極豆科技は10年にわたるコックピット開発経験に基づき、タスクの精密な編成・制御を実現した。さらに、中国銀聯はモデル・コンテキスト・プロトコル(MCP)を用いた決済連携の仕組みにより、取引が金融レベルのセキュリティと規制要件を満たすようにした。

中国AIユニコーン「Zhipu」、香港上場 LLM企業として世界初

現時点で、給油・駐車・車載エンターテインメントなどのサービスに対応しており、各自動車メーカーのプラットフォームにも柔軟に組み込めるという。3社は今後、ヘルスケアや日常消費などの分野にも適用範囲を広げ、スマートコックピットを「移動する生活サービス基盤」へと進化させていく方針だ。

(36Kr Japan編集部)

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