4回、安打を放つ宮崎(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 打って、打って、走った。日本ハムの3年目、宮崎一樹外野手(24)がキャンプ2日目の“御前試合”で猛アピールだ。沖縄・国頭の2軍キャンプ地で行われた若手による紅白戦。紅組の「6番・右翼」で先発出場した若武者が、最高気温16度という肌寒い空気を一気に“熱く”させた。

 「2日目に紅白戦があると前から聞いていたので、そこに100%で持ってこられるようにと思っていた」。キャンプは2軍スタートながら万全の準備で臨み、2回に右腕・松本から中前打、4回も右横手の宮内から中前へ運んだ。すかさず二盗も決め、2打数2安打1盗塁。視察した新庄剛志監督の「どれだけ仕上がってるか。オフの過ごし方のアピール度を見たい」との狙いに完璧に応えた。

 2安打はともに力強いコンタクトで、鋭く速い打球だった。「この冬は長打をテーマにやってきたので、それがハードコンタクトにつながってるんじゃないかと思う」。オフにフィジカル面を鍛えてきた成果で打球速度が上がり、手応えを感じていた。それがいきなり結果となって表れた格好だ。フィジカルだけでなく、食生活も改善。1メートル84の身長の割に食が細く、24年の入団時の体重は81キロと細身だった。「僕は一度に多く食べられないんで(1日)6食くらい食べてます」。その成果で現在は93キロ。「この冬も4、5キロ増えました。全てバッティングにつなげようと思っている」と続けた。

 23年ドラフト3位で入団。1年目にプロ初安打、2年目の昨年は初長打&初打点を記録した。勝負の3年目。1軍定着へ宮崎が好スタートを切った。(秋村 誠人)