
物価上昇のため自動車購入を断念し自転車で移動するクリスティーン・アイアドさん。エジプト・カイロで2022年9月10日撮影(2026年 ロイター/Ahmed Fahmy)
[ヨハネスブルク 3日 ロイター] – S&Pグローバル・レーティングスは2日公表した報告書で、2026年のアフリカ諸国政府の対外債務返済額が900億ドル余りと12年比で3倍超に膨らむ見通しで、借り換えリスクが高まっていると注意を促した。
報告書はアフリカ諸国について「構造的な重債務と、低く集中的な収入基盤が引き続き主要なリスク」だと指摘。加えて政府の対外債務返済がピークに近づき、脆弱性が高まったと分析した。
エジプトの対外債務返済は270億ドルと、アフリカ諸国全体の約3分の1を占める見通しで、アンゴラ、南アフリカ、ナイジェリアがそれに続くとしている。
改革の勢いと成長率上昇を反映し、アフリカ地域の平均ソブリン格付けは20年末以来の最高水準に達したと説明。ただ、債務負担を減らすための構造調整には長期間を要する傾向があるため、主要な信用指標は大幅に改善しているというより安定している状態だとした。
アフリカ諸国の実質国内総生産(GDP)成長率は今年、平均4.5%と前年から横ばいで、財政赤字の対GDP比率はやや縮小して平均3.5%となる見通し。ただ政府債務の対GDP比率は平均61%と高止まりを予想している。
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