別府市・鉄輪の民家を大胆に用いた半屋外型インスタレーション

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アーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二、インストーラーの増井宏文を中心とする現代アートチーム目[mé] 。個々の技術や適性を活かした協働での制作活動を展開し、「いつも我々の眼前にある“ただの世界”を、あらためて経験するような」作品を様々な場所で発表している。

《space Ⅱ》は、混浴温泉世界実行委員会が「世界を異なる形で再生させる旅の入口」をコンセプトに別府市で展開しているアートプロジェクト[ALTERNATIVE-STATE] の第7弾として制作されたもの。別府市・鉄輪の民家を大胆に用いた半屋外型のインスタレーションとなり、建物の2階部分に大胆に穴が開けられ、その向こう側に岩窟が広がる。目[mé] は、この穴を「世界に開いた穴」ととらえ、知識や意味から解き放たれた新鮮なまなざして「ただそこに在るこの世界」と向き合うと何が見えるのかを、見る者に問いかける。

鉄輪エリアは、別府を代表する8つの温泉地「別府八湯」のひとつで、至るところから湯けむりが立ちのぼる風景で知られる。作品は、鉄輪エリアへのリサーチを経て着想され、鑑賞者に視覚的な驚きとともに、土地の成り立ちや世界の不思議に思いを馳せるきっかけをもたらす作品となっている。

また本作は、外から眺めるだけでなく、内部に入って鑑賞することも可能。内部鑑賞は予約制となり、受付は1月29日からスタートしている。予約方法や鑑賞時の注意事項は、特設ページで確認してほしい。作品の公開終了時期は現時点では未定。

Minami Goto