
ベルギーのブリュッセルで2025年12月撮影。REUTERS/Stephanie Lecocq
[ブリュッセル 4日 ロイター] – 欧州議会は4日、欧州連合(EU)と米国の貿易協定に関する作業の再開を決定した。デンマーク自治領グリーンランド領有を目指すトランプ米大統領が反対する国に関税を導入すると表明したことに抗議して、この作業は中断されていた。
欧州議会の貿易委員会は1月、EUが7月にトランプ氏と結んだ協定に基づき米国製品に対するEUの輸入関税の多くを撤廃する案などについて採決する予定だった。
貿易委員会のベルント・ランゲ委員長はソーシャルメディアへの投稿で、作業は再開され、委員会は2月24日に採決を行う可能性があると述べた。その後、提案は議会全体とEU加盟国政府の承認が必要となる。
ランゲ氏によると、米国がEU加盟国の安全保障上の利益や領土保全を脅かしたり、新たな関税の表明があったりした場合にEUが協定を停止できるようにする修正案も、議会は支持するとの見通しを示した。EU議員らは期限条項を設けることで合意したが、期限はまだ明確ではないという。
貿易委員会が2月下旬に採決する場合でも、議会とEU加盟国政府がまず共通の文書について交渉する必要があるため、最終承認までにはまだ1─2カ月かかるとみられる。
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