女性団体が月1で開催、口コミ広がり活性化
2025年度最後のマルシェは曲田地区ふれあいセンターで7日に開かれました。特産品の大根は4、5本入りで500円、手作りの豚汁は1杯150円。「安いよ」「お母さんは元気?」。スタッフが気さくに声をかけると、客は表情を和らげました。地元の小野寺八恵子さん(80)は「野菜、服、花など、いろんなものがある。毎月が楽しみ」とほほ笑みます。
農事組合法人曲田夢ファームの50~70代女性13人でつくる、まがれっと倶楽部くらぶ(小野寺尚子代表)が主催。毎年5~12月に地元住民が育てた野菜や花のほか、古着や雑貨を販売しています。
曲田地区は約10年前、水害対策の堤防工事に伴い10戸ほどが転出を余儀なくされました。人口減で住民が落ち込まないよう、さまざまな取り組みを展開する中で定着した活動がマルシェでした。催しは口コミで広がり、今では約150~300人が来場するほどのにぎわいに。開始30分で野菜が売り切れることもあるといいます。
今年から「応援隊」として地区を巣立った子どもたちを巻き込んで活動を拡充しています。滝沢市鵜飼の事務員米谷美貴さん(34)は「お世話になった地域に少しでも恩返しできたらうれしい」と語ります。
農事組合法人理事の小野寺代表(66)は「地域内外の人に楽しんでもらっている。支え合いながら元気に続けていけたら」と先を見据えます。
黄海村
藤沢町史によると、昔から何度も水害の被害を受け、多くの住家や農地が浸水しました。記録に残る1969年までの約900年で140回ほど洪水に見舞われていました。1958年の被害を契機に61年以降、北上川黄海沿岸の築堤工事が進められてきました。1955年に藤沢町、八沢村、大津保村と合併して藤沢町となり、2011年に藤沢町は一関市に編入されました。
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