
ニュージーランド(NZ)統計局が4日発表した昨年第4・四半期の失業率は5.4%と、10年ぶりの高水準に悪化した。写真は同国ウェリントンの建設現場、2017年7月撮影(2026年 ロイター/David Gray)
[シドニー 4日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)統計局が4日発表した昨年第4・四半期の失業率は5.4%と、10年ぶりの高水準に悪化した。求職者の増加が雇用の伸びを相殺してまちまちの数字となり、当面低金利を維持する必要があることが示唆された。
2015年第3・四半期以来の高水準となった失業率は、市場予想の5.3%とNZ準備銀行(中央銀行)の予想をともに上回った。
民間部門の年間賃金上昇率は2.0%と低調で、消費者物価上昇率の3.1%を大きく下回った。一方、雇用は前期比0.5%増と予想の0.3%を上回り、18カ月ぶりの増加となった。
労働参加率も女性の労働力参入が増えたことで70.5%に上昇。一方、失業者や就業時間延長を希望する労働者を含む未活用率は13.0%で横ばいだった。
ウエストパック銀行のシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は、「失業率はさらに小幅上昇したものの、今回のデータは雇用市場改善の初期兆候を示している」とし、中銀には利下げの反転を急ぐ理由はほとんどないと指摘。
「賃金圧力がなお弱く、金利を引き上げる前に景気回復の強さと持続性を評価する時間があることが示唆されている」と述べた。
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