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海外ではどのように対策しているのでしょうか。偽情報やフェイクニュースに「騙されにくい社会」を作るドイツの取り組みです。
【写真で見る】SNSの偽情報を見分けるポイント 実際にAI生成されたものを見てみると…
■“涙の訴え”は偽物 ドイツのフェイク対策
記者
「いま、SNS上のデマやフェイクニュースが拡散されていないか、確認作業が行われています」
SNS上で拡散されているウクライナの兵士とされる動画。涙ながらに「ウクライナの兵士は戦争を望んでいない」と訴えています。
「これらは全てAIによって生成されたものです。ウクライナ兵の実際のヘルメットが、このヘルメットとは違うものだと分かりました」
彼らはドイツの公共放送「ARD」の「ファクトファインダー」と呼ばれる専門チーム。SNS上のフェイクニュースや、政治家による事実と異なる発言などを分析し、市民に発信しています。
そして、事実かどうかの確認=ファクトチェックが必ず行われるのが、選挙です。
■ファクトチェックは「民主主義を守るもの」 対談や党首討論会でも…
去年2月に行われた総選挙では、「移民排斥」などを掲げる極右政党が躍進し、社会の分断が鮮明になりました。選挙の直前にSNS上で行われた極右政党の共同代表とアメリカの実業家、イーロン・マスク氏との対談では、「ファクトファインダー」は次々と間違いを指摘しました。
極右政党「AfD」 ワイデル共同代表
「ほかの既成政党はどれも移民を大量に受け入れ、犯罪率が急上昇しています」
ARDのファクトファインダー ジッゲルコフさん
「2021年はコロナ禍の影響で犯罪件数は非常に低かった。過去2年間だけではなく、より長い期間の状況を見ると、犯罪率は実際に低下していることが分かります」
マスク氏の発言についても…
イーロン・マスク氏
「現在、ドイツ首相の最有力候補であり、世論調査でも最も支持率が高いアリス・ワイデルとの対談へようこそ」
ARDのファクトファインダー ジッゲルコフさん
「彼女の人気について言えば、世論調査では彼女は5番目に過ぎませんでした」
