Jリーグ 写真:アフロスポーツ

2位:V・ファーレン長崎

IN

ルカ・ラドティッチ(ブラウブリッツ秋田への期限付き移籍より復帰)

波多野豪(FC東京より完全移籍)

佐々木奈琉(早稲田大学より加入)

ノ・ヒョンジュン(ボイン高校より加入)

進藤亮佑(セレッソ大阪より完全移籍)

鍋島暖歩(東洋大学より加入)

長谷川元希(アルビレックス新潟より完全移籍)

洪怜鎭(法政大学より加入)

岩崎悠人(アビスパ福岡より完全移籍)

チアゴ・サンタナ(浦和レッズより完全移籍)

七牟禮蒼杜(FC大阪への期限付き移籍より復帰)

ジョップ・セリンサリウ(高知ユナイテッドへの期限付き移籍より復帰)

ノーマン・キャンベル(ラナースより完全移籍)

OUT

富澤雅也(松本山雅へ完全移籍)

原田岳(カターレ富山へ期限付き移籍)

飯尾竜太朗(引退)

岡野洵(ブラウブリッツ秋田へ完全移籍)

カイケ(徳島ヴォルティスへ完全移籍)

白井陽貴(ヴァンラーレ八戸へ期限付き移籍)

瀬畠義成(ザスパ群馬へ完全移籍)

青木俊輔(ロアッソ熊本へ期限付き移籍)

ガブリエル・チグロン(契約満了)

エジガル・ジュニオ(FC今治へ完全移籍)

フアンマ・デルガド(契約満了)

加藤大(栃木シティへ完全移籍)

V・ファーレン長崎が8年ぶりにJ1の舞台に帰ってきた。2024シーズンは、一時22戦無敗と抜群の安定感を誇りながらも自動昇格圏入りには届かず、リーグ戦3位の立ち位置で臨んだJ1昇格プレーオフでは準決勝まさかの敗退で涙を飲んだ長崎。悔しさをバネに戦った昨季は、途中監督交代などがありながらも最終2位と自動昇格圏でシーズンを終え、2018シーズンに降格して以来クラブ史上2度目のJ1昇格を果たした。

2018年にJ1を戦った時には、序盤戦で4連勝を果たすなど好調な時期もあったものの、終わってみれば18位でJ2降格。J1の高い壁を身をもって体感するシーズンとなっていた。同じ轍を踏まぬよう、今冬は降格のない百年構想リーグを前にしてもなお、J1への意気込みを感じさせる補強に打って出ている。

まず注目はタレントの揃う攻撃陣だ。昨季チームトップスコアラーのMFマテウス・ジェズスらの残留に加えて、今冬はJ1各クラブから選りすぐりの選手たちが長崎に集結した。筆頭は浦和レッズから新加入のFWチアゴ・サンタナ。清水エスパルス在籍時の2022シーズンにはJ1得点王も経験しており、その他のシーズン成績から見ても二桁得点が十分に見込めるストライカーが加わった。また、昨季J2降格を味わったアルビレックス新潟からは、中心選手であったMF長谷川元希を獲得。中央の選手層に厚みを加える補強が叶った。さらに同じ九州勢のアビスパ福岡より、日本代表経験者でもあるFW岩崎悠人も加え、攻撃陣は他のJ1クラブと比較しても見劣りしない陣容となっている。

守備陣を見ても、セレッソ大阪から加入のDF進藤亮佑や2023シーズンに期限付きで長崎に加入し全試合に出場した経験もあるGK波多野豪など即戦力が加入しており、こちらもJ1に臨む長崎にとって頼れる新戦力なのは間違いない。

必ずしもJ1各クラブのスタメンクラスが獲得できたわけではないものの、守備陣のさらなる安定を図ると同時に、より破壊力のある攻撃陣を目指す姿勢が見て取れる補強となったことから、戦力アップに成功したクラブ2位とした。

1位:名古屋グランパス

IN

萩裕陽(ユースから昇格)

久保遥夢(前橋育英高等学校より加入)

甲田英將(愛媛FCへの期限付き移籍より復帰)

吉田温紀(愛媛FCへの期限付き移籍より復帰)

宮大樹(北海道コンサドーレ札幌への期限付き移籍より復帰)

榊原杏太(藤枝MYFCへの期限付き移籍より復帰)

小屋松知哉(柏レイソルより完全移籍)

高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌より期限付き移籍)

マルクス・ヴィニシウス(FC今治より完全移籍)

OUT

キャスパー・ユンカー(契約満了)

児玉剛(引退)

加藤玄(RB大宮アルディージャへ期限付き移籍)

杉本大地(SC相模原へ完全移籍)

ハ・チャンレ(太田ハナシチズンへ完全移籍)

昨季は開幕から6戦未勝利と大きく出遅れた名古屋グランパス。その後、5月には6戦無敗とチームの立て直しに成功したが、夏場やシーズン終盤の連敗の影響もあり最終16位と2年連続二桁順位でシーズンを終えている。

屈辱のシーズンから再び上位へと返り咲くため、今冬の補強は他のJ1クラブと比較しても即戦力が多く加わるものとなっている。まず注目したいのは10年ぶりに名古屋へ帰ってきたMF小屋松知哉の存在。かつて所属していた2016年当時は出場機会もそれほど多くなかったが、その後の移籍先ではいずれも毎年30試合以上に出場するなど主力として活躍。昨季は柏レイソルでチームトップの10アシストを挙げるなど躍進を支えた攻撃のキーマンとなれる選手が加わった。また、同じく中盤では北海道コンサドーレ札幌よりMF高嶺朋樹も獲得。今季より名古屋を指揮するミハイロ・ペトロヴィッチ監督とは札幌時代に共に戦っており、戦術を浸透させる意味でも重要な役割を果たすだろう選手も補強した。

前線ではFC今治よりFWマルクス・ヴィニシウスを獲得。今治をJ3時代から支え、昨季は初のJ2ながらも17ゴールと圧巻のパフォーマンスを披露した点取り屋が加わったことで、昨季チームとして今一つ伸び悩んだ得点力にも改善が見られそうだ。

FWキャスパー・ユンカーの退団こそあったものの、主力選手に移籍の動きはほぼないに等しい。その上で、チャンスメイクや戦術理解、そして得点に大きく貢献が期待できる新戦力が加わったことから、戦力アップに成功したクラブ1位とした。