就活生が興味のある社会問題、1位は「インフレ・物価上昇」【詳しくはこちら】
円安や物価高の影響は「食費が上がった」54.0%【詳しくはこちら】
アルバイトによる1か月平均の収入(平均)は全体で3万9,017円【詳しくはこちら】
1ヶ月に自由に使えるお金の、おおよその金額、全体の平均は3万8,051円【詳しくはこちら】
大学生になってから推し活に使った支出の累計額は、全体平均で18万8,278円【詳しくはこちら】
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、2027年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>」の結果を発表しました。
就活生が興味のある社会問題とは
1位は「インフレ・物価上昇」、2位は「少子化・働く女性支援」、3位に「年金問題」、7位に「クマ問題」
男子1位は「インフレ・物価上昇」、女子の1位は「少子化・働く女性支援」
円安や物価高の影響は「食費が上がった」54.0%
興味のある社会問題
興味のある社会問題を35個の選択肢から選んでもらったところ、全体で最も高い割合だったのは「インフレ・物価上昇(28.3%、前年比10.1pt増)」で、前年の15位から大きく順位を上げた。2位は前年1位の「少子化・働く女性支援(25.7%、前年比7.6t減)」だった。今年初めて選択肢に追加した「クマ問題」は7位にランクインした。【図1】
【図1】興味のある社会問題 全体TOP10 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
【男女別】興味のある社会問題
男女別の順位を見ると、男子1位の「インフレ・物価上昇(33.6%)」は、女子では12位(21.7%)、女子1位の「少子化・働く女性支援(32.2%)」は、男子では12位と、いずれも男女差が大きかった。
男女のTOP5では、「地球温暖化」(男子2位、女子5位)「年金問題」(男子3位、女子4位)は共通してランクインしているものの、他は大きく異なっており、社会問題に対する興味は男女で大きく違っているようだ。【図2】
【図2】興味のある社会問題 男女別TOP5 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
円安や物価高の影響
円高や物価高の影響について聞いてみたところ、最も高い割合だったのは「食費が上がった(54.0%、前年比2.0pt減)」で、5割を大きく超えている。2位は「学食・生協の値段が上がった(32.7%、前年比0.1pt増)」、3位は「交際(飲み会や外食・レジャー)を控えるようになった(16.7%、前年比2.8pt増)」だった。
興味ある社会問題の1位が「インフレ・物価上昇」だったことからもわかる通り、特に物価高が学生生活に大きく影響しているようだ。【図3】
【図3】円安や物価高の影響 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
就活生のアルバイト事情とは
アルバイトによる1か月平均の収入(平均)はコロナ禍前の2021年卒の水準まで回復。女子で調査開始以来最高
アルバイトで稼いだお金は、男子は「ふだんの食事」に、女子は「ショッピング」に使っている
1ヶ月に自由に使えるお金は3万8,051円で、2020年卒の調査開始以来最高
アルバイトによる1か月平均の収入
アルバイトによる1か月平均の収入(平均)は全体で3万9,017円(前年比1,733円増)で、コロナ禍前の2021年卒の水準(3万9,473円)まで回復した。また、男子は3万5,209円(前年比2,573円増)、女子は4万1,098円(前年比1,958円増)で女子のほうが高く、女子の値は調査開始の2020年卒以降で最高値だった。【図4】
【図4】アルバイトによる1か月平均の収入・平均(単位:円) / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
アルバイトで稼いだお金を何に使っているか
アルバイトで稼いだお金を何に使っているか聞いたところ、男子の1位は「ふだんの食事(36.4%)」(女子では4位 42.4%)、女子の1位は「ショッピング(49.9%)」(男子では6位 31.8%)だった。
男女差が大きいものとしては、男子の方が割合が高いのは8位の「ゲーム(20.6%)」(女子では18位 7.4%)くらいだが、女子の方が割合が高いのは5位の「美容(41.3%)」(男子では19位 8.8%)6位の「推し活(38.7%)」(男子では15位 13.6%)8位の「コンサート、ライブ(35.9%)」(男子では14位 15.2%)など多くあった。
女子の方が使い道が多く、このことが定期的なアルバイトをしている割合やアルバイト収入の高さに関連していると言えそうだ。【図5】
【図5】アルバイトで稼いだお金を何に使っているか TOP10 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
1ヶ月に自由に使える金額
アルバイト代や親からの仕送りなどのうち、1ヶ月に自由に使えるお金の、おおよその金額を聞いたところ、全体の平均は3万8,051円(前年比3,640円増)で、2020年卒の調査開始以来最高だった。
男子の平均は3万4,552円(前年比3,461円増)、女子の平均は3万9,963円(前年比4,226円増)で、女子の方がアルバイト収入が多い分、自由に使えるお金も多いという結果だった。【図6】
【図6】1ヶ月に自由に使えるお金の、おおよその金額・平均/ マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
就活生の推し活事情とは
「推しがいる」割合は女子の方が男子よりかなり割合が高い
推し活にこれまで費やした累計金額は平均約19万円。女子は21万6,968円、男子はその半分程度
女子の半数超が「推しがいるオタク」
推しがいる割合
「推しがいる」と回答した学生は全体で56.4%で、前年より5.3pt減少し、6割を切った。男女別では女子(69.7%、前年比8.3pt減)の方が、男子(45.6%、前年比3.0pt減)よりかなり割合が高い。【図7】
【図7】推しがいる割合 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
これまで「推し」のために使ってきたお金
「推し活」にかかる費用について、大学生になってから推し活に使った支出の累計額は、全体平均で18万8,278円で、前年より1万1,477円減少した。男子(10万8,027円)は女子(21万6,968円)の半分程度となっている。【図8】
【図8】これまで「推し」のために使ってきたお金 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
自分を「オタク」だと思う学生の割合
自分を「オタク」だと思う学生の割合は、全体で54.3%、男子51.1%、女子58.3%で、女子の方が多かった。【図9】
【図9】自分を「オタク」だと思う学生の割合 / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
推しが生むとオタクだと思うかの関係
「推し」がいるかと「オタク」だと思うかの関係では、男子では「推しはいないしオタクでもない(35.0%)」の割合が最も高いが、女子では「推しがいるオタク(52.8%)」の割合が最も高く、全体の半数を超えている。【図10】
【図10】「推し」がいるか x 「オタク」だと思うか / マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
調査担当者コメント
衆議院選挙でも「物価高対策」が争点の1つになっているように、社会問題としての「インフレ・物価上昇」は大学生のライフスタイルにも大きな影響を与えているようです。興味深いのは、男子では「興味のある社会問題」の1位に直近の問題である「インフレ・物価上昇」が挙がったのに対し、女子では近い将来の問題である「少子化・働く女性支援」が1位に挙がったことでした。
アルバイト収入の平均の推移や自由に使えるお金の平均の推移をみると、女子の方が男子より金額が高くなっており、このことも男子がより多く「インフレ・物価情報」に興味を持つ原因になっているのかもしれません。いずれにせよ、就職活動の開始を前に、様々な社会問題に興味を持つことは、就職活動にプラスに働くと考えられます。
マイナビキャリアリサーチLab研究員 石田力
調査概要
内容
マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>
調査期間
2025年11月28日(金)~2025年12月25日(木)
調査対象
2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
調査方法
2025年11月28日時点のマイナビ2027会員の大学生・大学院生にWEB DMを配信。
2025年11月28日に過去のアンケート回答者にWEB DMを配信。
有効回答数
2,151名 [内訳:文系男子304名 理系男子456名 文系女子872名 理系女子519名]
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