■100年続くクラブへ

--創業のきっかけは

「大学1年時に東日本大震災を経験し、当たり前の日常が失われる現実を前に生きているからこそ『より多くの人に影響を創出できるような人に』と死生感が変化したことが原点です。元高校球児として甲子園を目指した経験からスポーツの力を確信し、コロナ禍中の2020年に創設しました。理念は『フットボールクラブを通じて、川越に夢と感動を創出し続け、100年続くクラブへ』とし、街の文化として根付くクラブを目指しています」

--現在注力している事業内容や課題は

「Jリーグ参入を目指すチーム運営に加え、企業の課題解決や新規事業創出を支援するビジネスプラットフォームの構築、地域貢献活動の3つを事業の柱としています。地域情報を扱うウェブメディアを自社で展開するなど、スポンサードだけに依存しない自立した経営を目指しています。直近の課題は、競技面での上位カテゴリーへの昇格と、市内初の民間フルピッチ(公式戦に対応できるサッカーコート)に整備することです。上のカテゴリーに進めば進むほど、より大きく強く地域を巻き込んだ取り組みができると考えています」

--今に至るご苦労は

「2020年、新型コロナウイルス禍での立ち上げは逆風でしたが、『沈んだ時代だからこそスポーツで夢を届けたい』との一心で奔走しました。私がサッカー未経験者だからこその客観的な視点を武器に、一件ずつ泥臭く対話を重ねた結果、現在、川越市を中心に330社を超えるパートナー企業と連携するに至りました。地域の方々から『このクラブが必要だ!』と思っていただけたことが最大の励みであり、この感謝を胸に挑戦を続けています」

■30年までにJ3参入承認を