(CNN) ウクライナ南東部ドニプロペトロウシク州で2月1日、ロシアの無人機がバスを攻撃し、少なくとも12人が死亡したほか、8人が負傷した。地元当局が明らかにした。

ウクライナ最大の民間電力会社DTEKによると、ロシアは同州の石炭鉱山に対して「大規模な攻撃」を実施した。勤務を終えた鉱山労働者を乗せたバスが攻撃されたという。

DTEKは1日夜の情報で、ドニプロペトロウシク州のDTEKの鉱山から従業員を輸送していたバスがロシアの攻撃を受け、少なくとも鉱山労働者12人が死亡し、8人が負傷したと発表した。死者数は当初の15人から修正された。

今回の攻撃について、ドニプロペトロウシク州の州知事が確認した。

ウクライナ国防相顧問のセルヒー・ベスクレストノフ氏は、シャヘド型無人機がバスの近くに着弾し、その衝撃でバスがフェンスに衝突したと述べた。負傷した乗客がバスから降り始めたところ、2機目の無人機が「民間人を直接」狙ったという。

ベスクレストノフ氏は「ロシア領内の操縦者は100%標的を民間人と認識し、軍事目標ではないことを確認した上で、意図的に攻撃を決断した」と述べた。

攻撃で火災が発生したが、すでに鎮火した。ウクライナ国家非常事態庁が明らかにした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、今回の攻撃について「露骨な犯罪であり、エスカレーションの責任がロシアにあることを改めて示すものだ」と指摘した。

この攻撃とは別に、ウクライナのザポリージャ市で1日、産科病院が攻撃された。ウクライナのスビリデンコ経済相によると、少なくとも6人が負傷した。

ロシアの攻撃を受けた産科病院で、がれきを撤去する救急隊=1日、ウクライナ・ザポリージャ州/Tetiana Dzhafarova/AFP/Getty Images
ロシアの攻撃を受けた産科病院で、がれきを撤去する救急隊=1日、ウクライナ・ザポリージャ州/Tetiana Dzhafarova/AFP/Getty Images

ウクライナ保健省によると、攻撃当時、医療スタッフと患者は全員が避難所におり、陣痛の女性3人も含まれていたという。

一方、ロシア軍が無人機の誘導に米スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を使用するのを防ぐ取り組みも続いている。

ウクライナのフェドロフ国防相は1日、スペースXと協力し、国内で認証されたスターリンクのインターネット端末のみが作動するようにしていると明らかにした。「未確認の端末は無効化される」という。

ゼレンスキー大統領は1日、X(旧ツイッター)への投稿で、ウクライナ、ロシア、米国による戦争終結を目指す3カ国による次回の会合が4日と5日にアラブ首長国連邦のアブダビで開かれると確認した。