福岡県内では交通死亡事故が相次ぎ、1月26日から29日までに4人が亡くなりました。

事故のうち3件には「車と歩行者の事故」「暗い時間帯に発生」という共通点がありました。

運転手と歩行者ともに、命を守るために気をつけるべきことは。夜の現場を取材して、考えます。

福岡市博多区で1月27日、70歳の女性が車にはねられ死亡しました。同じ日には、福岡県須恵町でも52歳の女性がトラックにはねられ死亡しました。

さらに1月28日は、福岡県太宰府市で63歳の男性が直進してきた車にはねられ死亡しました。この事故で、車を運転していた53歳の男性は。

■運転手
「当たる直前に気づいた。」

3件に共通しているのは、道路を渡ろうとした歩行者を車がはねていること。そして、発生時刻が深夜から日の出前までの暗い時間帯だったことです。

この日、取材班は太宰府市の現場に向かいました。

■山木康聖記者
「事故が起きた、ほぼ同じ時間帯に現場に来ました。小さな街灯が1つだけです。近づくと、ようやく横断歩道があるのが分かります。」

毎日この時間帯に通るという人も、見通しの悪さを指摘します。

■毎日早朝に通る人
「街灯は少ないですね。真っ暗。(車で)向こうから来ていても、横断歩道を渡っているのが見えない。」

取材中、信号のない横断歩道の前で、車の停止を待っている人がいました。

■山木記者
「横断歩道は歩行者優先ですが、車は止まってくれません。」

車が一瞬途切れた隙に、1人が渡ろうとしますが。

■山木記者
「タクシーもそのまま来ました。直前でようやくブレーキを踏みました。」

車からは、横断歩道ですら歩行者が見えづらい現場です。一方で、こんな場面もありました。

■山木記者
「あれ渡るんじゃない?危ない。事故現場の近く、横断歩道がない所を人が渡っていきましたね。」

暗闇の中、信号も横断歩道もない場所を渡る人がいました。