2026年01月26日 11時45分
メモ

by Jacques Paquier
世界で初めて16歳未満のSNS利用を禁止する法律を成立させたオーストラリアを皮切りに、各国で同様のSNS利用制限法案の検討が進められています。以前からこの種の法律に関心を示していたフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、「次期新学期までに」施行できるよう関係各所に要請したことが分かりました。
DOCUMENT BFMTV. Interdiction des réseaux sociaux aux mineurs: Emmanuel Macron engage la procédure accélérée pour une loi applicable “dès la rentrée prochaine”
https://www.bfmtv.com/politique/elysee/document-bfmtv-interdiction-des-reseaux-sociaux-aux-mineurs-emmanuel-macron-engage-la-procedure-acceleree-pour-une-loi-applicable-des-la-rentree-prochaine_AV-202601240240.html
Macron says France to fast-track social media ban for under-15s | CNN
https://edition.cnn.com/2026/01/25/europe/macron-france-under-15-social-media-ban-intl
France’s Macron pushes for fast-track ban on social media for kids under 15 – CBS News
https://www.cbsnews.com/news/france-macron-ban-social-media-kids-under-15/
子どもを保護するという目的で、オーストラリアでは16歳未満のSNS利用が禁止されました。この法律はSNSを運営する企業に対応を求めるもので、企業は未成年者のアカウントを見つけ次第、無効化する必要があります。
世界初の「16歳未満のSNS禁止法」がオーストラリアでスタート、TikTok・X・Instagram・YouTubeなどが対象 – GIGAZINE

EUでも関連する法律の検討が行われていましたが、マクロン大統領は他国に先駆けて法律制定を推し進めました。
15歳未満のSNS利用を禁止する方針をフランスのマクロン大統領が提唱、武器販売サイトの利用も禁止へ – GIGAZINE

2026年1月、マクロン大統領が「15歳未満のSNS使用禁止を確実に実施できるよう、政府が法的手続きを迅速に進めることを望んでいます」と発言したことが報じられました。
マクロン大統領は、TikTok調査委員会の報告者であるローレ・ミラー議員に対して関連法案の提出に感謝の意を表明。「我が国の子どもや若者の脳は売り物ではありません。彼らの感情は、アメリカのプラットフォームであれ中国のアルゴリズムであれ、売り物でも操作対象でもないのです」と述べたとのことです。

加えて「15歳未満のSNSの利用を禁止し、高校では携帯電話の使用も禁止します。これは明確なルールだと信じています。10代の若者にとっても、家族にとっても、教師にとっても明確なルールです」と指摘。翌年度が始まる9月に施行されるように、法案ができるだけ早く審議され、上院で予定通りに可決されるために迅速な手続きを開始するよう要請したと述べました。
フランスの保健監視機関によると、10代の若者の2人に1人が1日に2~5時間をスマートフォンに費やしていて、12歳から17歳までの子どもの約90%が毎日スマートフォンを使ってインターネットにアクセスしており、そのうち58%がSNSを利用しているという調査結果が出ているそうです。保険監視機関はSNSの利用に起因する様々な有害な影響を指摘しており、自尊心の低下や自傷行為、薬物使用、自殺といった危険な行動に関連するコンテンツへの露出の増加などを挙げました。

SNSの禁止法案は、マクロン大統領率いるルネッサンス(再生)の議員、ロール・ミラー氏が主導しています。この法案は政党内で間もなく審議される予定とのことです。
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