2026年2月1日 9:00

新たなオーバーツーリズム対策
合掌造りの里として有名な岐阜県の白川郷では、村の人口の1400倍もの観光客が押し寄せているといい、大混雑やゴミ問題などで、住民たちの間には危機感が広がっているといいます。村の人口減少も進み、観光業と住民の暮らしの両立に課題は山積。そんな中で、白川村が打ち出した新たなオーバーツーリズム対策とは。
■白川郷ライトアップでさらに混雑予想…新たなルールを導入
2026年1月12日、岐阜県白川郷でライトアップが始まり、冬の観光シーズンが到来しました。雪景色に浮かび上がる白川郷32棟の合掌造りに、世界中から訪れた人たちが、幻想的な世界遺産の風景に浸りました。
実は、合掌造りを照らす108基のライトのうち、常設されているのは51基だけです。残りの57基は、私有地などへの設置になるため、ライトアップ当日に運び出して設置し、夜中には撤収しなければなりません。白川郷ライトアップは、地元住民たちの大変な準備があってこそ、初めて成り立つイベントなのです。
(白川郷ライトアップ委員会・井高篤史さん)
「白川村としては高齢化もありますから、やはり高齢の方々が、重い機材をセッティングするというのも、今後、どういうふうにしていくのか対策を練らないといけない」
2026年の白川郷のライトアップは、1月12日(月・祝)・18日(日)・25日(日)と、2月1日(日)の合計4回で、日曜日の開催とあって、海外からも大勢の観光客が訪れるといいます。白川村は混雑緩和のために、新たなルールを導入しました。
1つ目は“完全予約制”です。マイカーで訪れる訪問客は、事前に指定の駐車場を予約・確保しなければ、イベントに参加することはできません。
さらに、2つ目は“入場チケット制”です。予約制にしても、車やバスの路上駐車など、迷惑行為が後を絶たなかったため、会場4か所にゲートを設置。入場チケットを持っていない観光客は、集落に入れないルールも追加しました。
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