いま沖縄土産として“県産チョコレート”が人気だ。多良間島や宮古島のサトウキビからつくられる黒糖や県産ラム、パイナップルやカラキ(沖縄シナモン)などフルーツやハーブを取り入れることで、沖縄ならではの華やかさと深みのあるチョコレートを楽しめるからだ。チョコレートの主原料になるカカオ豆は世界各国から取り寄せているものの、近年では県内でのカカオ栽培を成功させたブランドも現れており、いま“県産チョコレート”は世界から衆目を集めている。

今回はそんなショコラティエの中から、3つの人気ブランドをピックアップ。2026年のバレンタインに向けて発売するチョコレートを紹介する。

金武町
アトリエショコラ

(左から)“沖縄シナモン”と呼ばれているスパイシーなハーブをホワイトチョコレートとあわせた「カラキ」、伊江島産のサトウキビでつくられたラム酒と64%のカカオをあわせた「伊江島ラム酒」、完熟前の爽やかな酸味をジュレ状にして閉じ込めた「青切りシークワーサー」、島豆腐を発酵させた金武町産の珍味、“豆腐よう”をヘーゼルナッツのアクセントとともに仕立てた「アダファームのはちみつと豆腐よう」、そして、色鮮やかな亜熱帯果実の完熟した実を皮ごとジュレにした「ジャボチカバ」

(左から)“沖縄シナモン”と呼ばれているスパイシーなハーブをホワイトチョコレートとあわせた「カラキ」、伊江島産のサトウキビでつくられたラム酒と64%のカカオをあわせた「伊江島ラム酒」、完熟前の爽やかな酸味をジュレ状にして閉じ込めた「青切りシークワーサー」、島豆腐を発酵させた金武町産の珍味、“豆腐よう”をヘーゼルナッツのアクセントとともに仕立てた「アダファームのはちみつと豆腐よう」、そして、色鮮やかな亜熱帯果実の完熟した実を皮ごとジュレにした「ジャボチカバ」

金武町に位置し、フランス発レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」でも高く評価されているフレンチ「アローエデッセ」。同店の専属ショコラティエ水本千恵氏が手掛けるチョコレート専門ラボ「アトリエショコラ」がバレンタイン用に制作したのが、“ビジュ映え”する半ドーム型の“アトリエショコラ(ATELIER CHOCOLAT)Okinawa selection”(2530円)だ。

県産素材を取り入れて生み出された、見た目にも美しいボンボンショコラで、24年沖縄県特産品コンテストで最優秀賞・県知事賞を受賞している一品。今年は、“沖縄シナモン”と呼ばれているスパイシーなハーブをホワイトチョコレートとあわせた「カラキ」、伊江島産のサトウキビでつくられたラム酒と64%のカカオをあわせた「伊江島ラム酒」、完熟前の爽やかな酸味をジュレ状にして閉じ込めた「青切りシークワーサー」、島豆腐を発酵させた金武町産の珍味、“豆腐よう”をヘーゼルナッツのアクセントとともに仕立てた「アダファームのはちみつと豆腐よう」、そして、色鮮やかな亜熱帯果実の完熟した実を皮ごとジュレにした「ジャボチカバ」の5種をラインナップする。

水本氏の創造性と沖縄の自然や文化が融合した、まさに“小さな宝石”だ。

■Alo Edesseチョコレート専門Labo ATELIER CHOCOLAT
住所:沖縄県金武町縄県国頭郡金武町金武10907 アスボ ステイ ホテル内
※2月20日頃まで、ホテル1Fフロント、デパートリウボウ内「楽園百貨店」で限定発売する

大宜味村
オキナワカカオ

“ドライフルーツのチョコレートテリーヌ”

“沖縄産カカオ タブレット 70%”

OKINAWA CACAO Factory & Cafe

やんばる(山原)と呼ばれる亜熱帯の豊かな樹林に沖縄本島北部に工房とショップを構えるのが「オキナワカカオ(OKINAWA CACAO)」。周辺にはさまざまなフルーツやハーブ農園があり、この地域の生産者から直接素材を仕入れることで、見た目と素材の味を存分に楽しめる“ドライフルーツのチョコレートテリーヌ”(3564円)を仕上げた。

今帰仁村の黒みつを入れて深い味わいを醸し、ドライフルーツ(シークヮーサーピール、パイナップル、スイカなど)をトッピング。パッケージには月桃紙を使用するというこだわりだ。

また、16年の春からはじめたカカオ栽培が試行錯誤の末、21年に初収穫。沖縄産カカオと県産さとうきび由来の和三盆を使用した“沖縄産カカオ タブレット 70%”(3240円)も展開する。高カカオチョコレート好きには最高のギフトになりそうだ。

■OKINAWA CACAO Factory & Cafe
住所:沖縄県国頭郡大宜味村田嘉里555 
※紹介したチョコレートは阪急うめだ本店・松屋銀座・大丸福岡天神店の催事にも出品予定

北谷町
タイムレスチョコレート

“シングルオリジンチョコレート コロンビア82%”と“シングルオリジンチョコレート ブラジル 70%”

人気観光地・北谷に位置する「タイムレスチョコレート(Timeless Chocolatem)」は、“沖縄Bean to Bar(ビーン トゥ バー/カカオ豆の焙煎からチョコレートの製造を一貫しておこなう製法)の先駆け”といえる存在。世界中から厳選したカカオ豆を自家焙煎し、沖縄のサトウキビと掛け合わせたチョコレート作りに注力。添加物は一切不使用で、素材そのものの風味を引き出すことに尽力する。バレンタインに向けておすすめなのが、ショップの原点であるタブレット“板チョコレート”。

産地や生産者により毎年ラインナップが異なるが、今年の“推し”はコロンビア産のカカオ82%と多良間産純黒糖に、粗びきカカオニブを加え、レーズンやハーバルのような酸味を味わえる“シングルオリジンチョコレート コロンビア82%”と、ブラジル産カカオ70%に島ザラメ、そして粗びきカカオニブを加え、アールグレイやフローラルの甘さを感じる“シングルオリジンチョコレート ブラジル 70%”の2種類(各30g、各1200円)。北谷にある本店ではさまざまなギフトラッピング(各150円)をオーダーできる。カフェも併設しているので、ぜひ現地に足を運んでほしい。

■Timeless Chocolate
住所:沖縄県中頭郡北谷町宮城3-223
※県内ではデパートリウボウ「樂園百貨店」、わしたショップ、那覇空港2階「Dear Okinawa」でも購入可能