2026.01.30

国土交通省は12月8日、2025年「交通関係優良団体大臣表彰」を発表し、15日に地域公共交通に関する取り組みや環境保全に関する活動において顕著な功績があった14団体を対象に国土交通大臣表彰を行った。
地域公共交通部門では全国8団体が選ばれ、香川県内からは坂出市地域公共交通活性化協議会(会長・土井健司大阪大学教授)が受賞した。
香川県で唯一受賞した坂出市地域公共交通活性化協議会の土井健司会長(大阪大学大学院工学研究科教授)は、「この度の大臣表彰において、坂出市の取り組みが持続可能な公共交通施策として最も先進的であり、さらに他地域への水平展開が期待される行政・事業者・市民の共創モデルとして高く評価されたことを誇りに思います。ゾーン制運賃、マイナンバーカードとの連携、QR決済、乗り継ぎが便利な路線再生。これらの取り組みは、ひとつひとつが全国的にハードルの高い仕組みでした。坂出市の共創モデルは、利用者野目撰で、適材適所につなぎ合わせた画期的な取り組みです」と話している。
また、実際に取り組んできた坂出市政策部政策課・公共交通係の亀井大聡係長は、「外部からの評価は非常に嬉しい。多くの取り組みを進めてきたが、利用者に喜んでもらえていることが何より。普段利用していない市民にも関心を持っていただけると嬉しい」と話す。

これまで「負」の要因であった乗り合いタクシーの乗降場所の限定、路線バス・循環バス・乗り合いタクシー間の運賃差、現金支払いの煩わしさなどを総合的に見直し、ゾーン制運賃の導入やQRコード決済、マイナンバーを活用した「Ticket QR市民割」の導入を実現。限られた予算とスケジュールの中で、地域の実態に即した実効性の高い計画をまとめた。
これにより利便性が向上し、利用促進のみならず、利用者増による収益改善につながる「正」のスパイラルが生まれた。実際に、財政負担額は2024年度に2,500万円以上削減されている。

かがわ経済ニュース|経レポオンライン