
ずっと食べてみたかった旨味たっぷり大阪名物<市井紗耶香コラム #イマココ>
saita世代の40代女性ど真ん中のタレント市井紗耶香さんが、子育て趣味、家族など日々について綴るコラム、#イマココ。日々の中で感じる人生における“発見”や“学び”をお届けしていきます。
食べてみたかったものを食せる幸せ
大寒が過ぎ、寒さが本格的になってきました。みなさん、いかがお過ごしですか?
子どもたちの学校から学級閉鎖の連絡が頻繁に入ってくるようになりました。厳しい寒さはまだまだ続きます。しっかり風邪予防をして、なんとか冬を乗り切りたいものですね。
さて先日、大阪出張に行ってきました。
大阪にはこれまで、数えきれないほど足を運び、お好み焼き屋さんでワイワイ食べたり、たこ焼きをつまみながら歩いたり、串焼きで軽く一杯、なんて日も。そのたびに「大阪って本当に美味しいものが多いなぁ」と感心。
今回の出張ではこれまでの定番コースから離れ、ずっと食べてみたかった「ある食べ物」を食べることができました。
それは「かすうどん」。
今回ふらっと入ったお店でメニューの一番上に“かすうどん”の文字を見つけ、胸の奥で小さな灯りがともったような気分に。
コクのある味わいに小さな達成感
目の前にあるうどんをひと口すすると、そのやさしさに驚きました。
角がなくて、ふんわりしていて、寒さでちょっと固まっていた心と体が、じんわりとほぐれていく感じ。
そこに、かす(油かす)の甘みが自然に広がって、コクがあるのに重たくなくて、「シンプルなのに奥ゆかしい」という言葉がぴったりな味。
大阪の食文化の豊かさは昔から感じていましたが、かすうどんにはまた別の“あたたかさ”があって、まるで「おかえり」と言ってくれているようでした。
仕事の移動でバタバタした日でも、旅先でこうしてホッと一息つける時間があると、自分の中の“イマココ”がふっと戻ってきます。
予定でいっぱいの日でも、温かいものを丁寧に味わうだけで、気持ちってこんなに整うんだなぁ、と感じた瞬間でした。
食べ終わったあと、「あぁ、やっと出会えたんだな」という小さな達成感とともに、大阪に来る楽しみがひとつ増えた気がします。
これまでの出張では体験してこなかった味との出会いが、こんなにも心を満たしてくれるなんて!
感激した出来事でした。
忙しい毎日の中で、私たちはつい“やること”に気持ちを奪われがちです。
でも、短い時間だとしても、自分が求めているものと触れる時間を取ると心は元気になります。
かすうどんとの時間はささやかな出来事だけど、確かに“今の私”をほぐしてくれた瞬間でした。
あなたがほっこりする、体も心もほぐれる “おすすめの食べ物” はありますか?
ぜひ教えてくださいね。
市井紗耶香/ライター
