写真家・野村佐紀子の写真集『Lirio』の刊行記念フェアを京都 蔦屋書店にて開催いたします。写真集に
加え、作品の展示・販売も行います。会期中は、写真集『Lirio』の中からお客様が自由に選んだ写真作品
をご購入いただけるほか、店頭に限り写真集『Lirio』を特別価格12,000円(税込)でお求めいただけま
す。また、日本発売の特典として脚本家・映画監督の荒井晴彦氏による別刷寄稿文が本書に挟み込まれ、
付属します。
昨年11 月に開催された世界最大級の写真フェア「パリフォト」において、bookshop Mのブ
ースでもっとも多くの人が手に取り、大きな話題を呼んだ本書とその作品にぜひご注目ください。
▼写真集『Lirio』について

本書は、2024年スペイン・グラナダで撮影され、翌年同・マドリッドの Fundación MAPFRE で開催され
た大規模回顧展「Sakiko Nomura: Tender is the Night」(2025年2月6日~5月11日)で初公開された作
品と、未発表作品によって構成されています。この展覧会は大きな反響を呼び、2026年3月からスペイン
各地を巡回、その後ヨーロッパ各地へと巡回予定で、国際的に野村佐紀子の存在をさらに広げる契機とな
っています。スペイン語のタイトル「Lirio(ユリ/アイリス) 」は、死者への供花であり、生者と死者を
結ぶ象徴的な存在を意味しています。本作ではその象徴性を軸に、失われたものと残されたもの─そのあ
いだに息づく親密な記憶を、繊細に映し出しています。
編集・造本設計・出版を手掛けたのは、日本を代表する造本家・町口覚。表紙には、麻と紙を撚り合わせ
て織り上げたオリジナルの麻の紙布(しふ)を用い、その独特な質感に「闇に刻まれた傷が、夜明けへと
導く」という造本コンセプトを重ねるように、ふたつのデザイン(SCAR Edition / DAWN Edition)を制
作しました。タイトルロゴには、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの手書き(筆跡)に基づ
いて設計されたフォント「Federico」を採用。モスクワのタイポグラファー、オルガ・ウンペレヴァの手
によるその文字は、抒情と静けさをたたえ、写真集『Lirio』の世界に花を添えています。
2026年2月6日(金) より店頭にて販売予定です。
※オンラインでの販売予定はございません。
