米国株式市場=続伸、対欧関税撤回や堅調な指標受け

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)前で2025年4月撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo

[22日 ロイター] – 米国株式市場は続伸して取引を終えた。トランプ米大統領が欧州諸国に関税を課す方針を撤回したことを受けた買いが続いたほか、米経済の底堅さを示すデータが追い風となった。

主要株価3指数は前日、トランプ氏がデンマーク自治領グリーンランドを巡り欧州に課すとしていた関税を撤回したことを受けて急反発していた。ただ、この2日間の上昇後も、20日の下落分を帳消しにするには至っていない。
インベストメント・パートナーズ・アセット・マネジメントのグレッグ・アベラ最高経営責任者(CEO)は、地政学的な問題により、ボラティリティーの中で顧客資産を管理することにさらに軸足が置かれているとし、特定の銘柄、セクター、資産クラスから投資先を分散する重要性が浮き彫りになっていると述べた。
こうした分散投資の動きやリスク選好ムードの高まりを背景に、小型株で構成するラッセル2000指数(.RUT), opens new tabが上昇し、過去最高値を更新した。この日発表された経済指標も支援材料となった。昨年10月と11月の個人消費支出(PCE)は堅調に増加し、米経済が3四半期連続で力強い成長軌道を維持している可能性を示した。週間の新規失業保険申請件数は予想より小幅な増加にとどまり、昨年第3・四半期の国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比4.4%増と、速報値から小幅に上方改定された。ハイテク大手7社「マグニフィセント7(M7)」がいずれも上昇し、メタ(META.O), opens new tabが5.7%高、テスラ(TSLA.O), opens new tabが4.2%高で主導した。来週はM7の多くが決算を発表する。
引け後に決算を発表したインテル(INTC.O), opens new tabは0.1%高で通常取引を終えた。
医療機器のアボット(ABT.N), opens new tabは10%急落。今四半期の利益見通しが市場予想を下回ったことを嫌気した。
調味料大手マコーミック(MKC.N), opens new tabも8.1%安。関税などに絡むコスト上昇を背景に2026年利益見通しが低調となった。
米取引所の合算出来高は183億株。直近20営業日の平均は169億1000万株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab