ウクライナ、選挙実施に「大きな困難」 インフラ破壊で=選管委員長

ロイターの取材に応じるウクライナ中央選挙管理委員会のオレフ・ディデンコ委員長。1月14日、キーウで撮影(2026年 ロイター/ユリア・ディサ)

[キーウ 19日 ロイター] – ウクライナ中央選挙管理委員会のオレフ・ディデンコ委員長は、2022年のロシアの侵攻以来初の選挙を実施するには、インフラが破壊され多数の国民が戦争で避難している中、非常に大きな困難に直面するだろうと、ロイターのインタビューで語った。

有権者登録を最新のものにし、投票に向けた適切な準備を行うにはかなりの時間がかかるとの見方を示した。

戦争終結に向けた外交努力の中、トランプ米大統領はウクライナに選挙実施を要求。ただ、侵攻以来施行されている戒厳令の下では選挙は禁止されており、ウクライナ国民の大多数が戦時中の選挙に反対している。

早期の選挙実施はウクライナと米が協議中の和平枠組みの一部でもあり、ゼレンスキー大統領は先月、米と他の同盟国が投票の安全を確保できるのであれば選挙を実施する用意があると述べた。

ディデンコ氏は、停戦と有権者の安全な環境が選挙の前提条件と強調。ウクライナでは何百万人もの国民が国外や前線におり、インフラは破壊され、有権者登録は国民の移動を反映していない。

ウクライナが最後に大統領選と議会選を実施したのは19年で、ゼレンスキー氏が大勝し大統領に就任した。ゼレンスキー氏の任期は昨年切れた。

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