インドネシア国立研究イノベーション庁(BRIN)主催、経営管理研究部(経営管理大学院)共催でインドネシアにて開催される、北川進 理事・副学長、高等研究院特別教授による「2025年ノーベル化学賞受賞記念講演会」をオンラインで配信します。
北川特別教授は、結晶構造の中に規則的に空いた「孔(あな)」に着目し、1997年にそのナノレベルの微細な孔にメタンや酸素のような分子を取り込むことができる多孔性金属錯体(MOF)を発表しました。MOFは、材料科学の分野に大きなブレイクスルーをもたらし、現在ではさまざまな機能を持つおよそ10万種類ものMOFが世界中で開発され、研究と応用の幅が広がり続けています。MOFの開発の経緯と、もとになった発想、MOFがガスを取り込む構造・原理とその解明、MOFがサステナブルな循環型社会の形成にどのように貢献できる可能性があるのかなど、人々のMOFへの関心は高くなっています。
また、数多くの島々を持つインドネシアでは、パイプライン敷設が困難なため、MOFを吸着材として使ったIoT搭載型ガス容器を活用する「地産地消」のスマートガスネットワーク構想が進められています。これは、株式会社Atomis、八千代エンジニヤリング株式会社、BRINの三者の協力で行われているもので、経営管理研究部 国際メガ・インフラマネジメント政策(八千代エンジニヤリング)講座がインフラにおけるイノベーション研究の一環としてこの取り組みに関与し、同インフラ物性産学共同講座が本プロジェクトを一つのモデルとして、インフラ物性研究を社会のイノベーションに結びつける研究を行っています。
本講演会では、北川特別教授の卓越した研究成果とそれがもたらす社会的イノベーションの可能性について学び、特に社会インフラの分野における基礎研究の重要性を考える貴重な機会としたいと考えています。皆さまのご参加をお待ちしています。
お問い合わせ
経営管理研究部 国際メガ・インフラマネジメント政策講座
事務担当:友松
E-mail:tomomatu.tomoko.7h*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
