ドイツ首相、シリア暫定大統領と会談へ 移民帰還など協議

1月6日、フランスのパリで撮影(2026年 ロイター)

[ベルリン 16日 ロイター] – ドイツのメルツ首相はシリア暫定政権のシャラア大統領と20日に会談し、シリアにおける政治体制移行や移民帰還といった議題を取り上げる予定だと、政府報道官が16日明らかにした。

「われわれはシリア新政権との関係を深め、いわば新たなスタートを切ることに関心がある」とした上で、「取り組むべき重要な課題が多数ある。一例がシリア人の母国帰還だ」と述べた。

メルケル前首相は10年前、難民への歴史的な門戸開放政策を主導して約100万人の移民を受け入れ、多くが内戦から逃れてきたシリア人だった。

その後に極右支持が急上昇し、メルツ氏率いる保守派キリスト教民主同盟(CDU)は国境警備と移民問題でより強硬な姿勢に転換。難民申請が却下された人々の強制送還を迅速化すると公約している。

ドイツに滞在する数十万人のシリア人は、現在も一時的な居住許可しか持っていない。

シャラア氏の訪独は、2024年12月のアサド前大統領失脚以来初めてとなる。

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