プーチン大統領特使、ダボス訪問へ 米代表団と会談=関係筋

 ロシアのプーチン大統領の特使を務めるキリル・ドミトリエフ氏(写真)が、今週スイスのダボスを訪問し、世界経済フォーラム(WEF)に合わせて米国代表団のメンバーと会談する予定であることが分かった。中国・北京で2025年9月代表撮影(2026年 ロイター)

[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領の特使を務めるキリル・ドミトリエフ氏が、今週スイスのダボスを訪問し、世界経済フォーラム(WEF)に合わせて米国代表団のメンバーと会談する予定であることが分かった。訪問の事情を知る関係筋2人が匿名を条件に明らかにした。

ウクライナの首席交渉官ルステム・ウメロフ氏は18日、ロシアとの開戦から約4年が経過する戦争の解決に向け、米政府関係者との協議を今週のWEFでも継続すると述べた。

トランプ米大統領は今年の年次会合に直接出席する予定。昨年はオンライン形式で演説していた。今回は大規模な米国代表団を伴う見通しだ。

クレムリンは、ウクライナ和平協議に向け、トランプ大統領の特使スティーブ・ウィットコフ氏と、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏をモスクワに迎える準備を進めていると表明しているが、具体的な日程はまだ決まっていない。

ドミトリエフ氏は昨年12月に米国を訪問し、ウィットコフ氏やクシュナー氏と2日間にわたり協議を行った。帰国後、その内容をプーチン大統領に報告したという。

その後、ウィットコフ氏とクシュナー氏は、ウクライナや欧州の当局者らと会談し、さらにウメロフ氏率いるウクライナ代表団とも個別に協議した。ウィットコフ氏はこうした協議について「生産的かつ建設的だった」と評価している。

トランプ大統領は1月14日のロイターとのインタビューで、潜在的な和平合意を妨げているのはロシアではなくウクライナだと述べ、欧州首脳の見解とは大きく異なる認識を示した。

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