日経平均は3日続落、利益確定継続 政局不透明感も重し

東京証券取引所で2025年1月撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 19日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3日続落し、前営業日比352円60銭安の5万3583円57銭で取引を終えた。衆院解散への思惑で株価が急騰してきたため、短期的な過熱感を冷ます利益確定売りが継続した。政局の不透明感が上値を抑制したとの見方もあった。朝方は指数寄与度の大きい銘柄の一角が売られ、日経平均は一時800円超安となる場面があった。一方、後場は下げ幅を縮小し、もみ合いとなった。

日経平均は前営業日比546円安でスタートした後、下げ幅を広げ、前場中盤に844円安の5万3091円45銭まで下落した。株高を主導してきた値がさ株を中心に軟調に推移した。ただ、後場は押し目買いも流入し、下げ幅を縮小。その後は5万3500円近辺を軸に一進一退の展開となった。

物色面では、為替の円高進行が嫌気され輸出株が値下がりした半面、食料品や小売株が堅調だった。

市場では「立憲民主党と公明党が新党を結成し、一部の選挙区で自民党が苦戦するのではないか、との見方が相場の重しとなっているようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。

一方、これから本格化する企業の決算発表へ市場参加者の関心は移っていくとの指摘もある。水戸証券の投資情報部情報課長、岩崎利昭氏は「業績に対する改善期待は強く、市場予想に届かない企業が多いと、いったん調整となる可能性もあり注意が必要」と話している。

TOPIXは0.06%安の3656.40ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.04%安の1883.93ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆8771億1600万円だった。東証33業種では、食料品、小売、水産・農林など16業種が値上がり。ゴム製品、精密機器、輸送用機器など17業種が値下がりした。

新興株式市場では、東証グロース市場250指数が1.96%高の748.44ポイントと、3日続伸した。

個別では、ファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが小幅安。アドバンテスト(6857.T), opens new tabやフジクラ(5803.T), opens new tabも値下がりした。一方、ディスコ(6146.T), opens new tabは上昇。内需株が堅調で、イオン(8267.T), opens new tabや味の素(2802.T), opens new tab、セブン&アイホールディングス(3382.T), opens new tabが大幅高。三菱重工業(7011.T), opens new tabや川崎重工業(7012.T), opens new tabも堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり571銘柄(35%)に対し、値下がりが979銘柄(61%)、変わらずが52銘柄(3%)だった。

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