
ロシア大統領府(クレムリン)は15日、2月に失効する米ロ間の「新戦略兵器削減条約(新START)」について、非公式に1年間延長するというプーチン大統領の提案に米国が回答するのをなお待っていると明らかにした。写真はロシア大統領府のペスコフ報道官、昨年12月撮影(2026年 ロイター/Mikhail Metzel)
[モスクワ 15日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)は15日、2月に失効する米ロ間の「新戦略兵器削減条約(新START)」について、非公式に1年間延長するというプーチン大統領の提案に米国が回答するのをなお待っていると明らかにしたた。
3週間後に失効する新STARTを巡り、トランプ米大統領は昨年9月のプーチン氏の提案に正式に回答していない。
クレムリンのペスコフ報道官は記者団に、「回答は来ていない。もちろん、プーチン氏の提案に対する回答を待っている。非常に重要な案件と考えている」と述べた。
新STARTは2010年にオバマ元大統領とメドベージェフ前大統領が署名。具体的には、配備可能な戦略核弾頭数を1550発に、地上発射型または潜水艦発射型ミサイルと運搬用爆撃機の数を700以下に制限している。一連の条約は国際情勢が緊迫する局面でも米ロが安定した核バランスを維持することを可能にしてきたもので、新STARTはそのうち最後の条約。
トランプ氏は今月、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、新STARTの「期限が切れたらそれでいい」と述べ、中国を含むより野心的な条約に置き換えたい考えを示した。
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