チチハルの凍結した川辺でキャンプイベントが行われた。
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黒竜江省には世界最大の氷雪テーマパーク「ハルビン氷雪大世界」のほかにも、氷点下30度の「極寒」の地には氷や雪の魅力を体験できるどんな斬新なアクティビティーがあるのだろうか?新華社が伝えた。
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12日から18日までの7日間、同省チチハル市の梅里斯ダウール族区で「第4回東北キャンプ大会」が開催されており、この疑問にピッタリなベストアンサーをそこで見つけることができた。「氷雪+」をアイデアにしたこのイベントは、「極寒」の環境下での旅行体験を再定義している。

キャンプ場に入ると、深く積もった雪の上にテントが1000張り以上並び、煮炊きをする煙がもくもくと上がり、近代的でありながらどこか懐かしい「冬の羈旅」の景色が広がっている。

キャンパーの朱泳宇(ジュウ・ヨンユー)さんは冬でも温かい広東省広州市から6日間車を走らせて、3000キロ以上離れたこの氷と雪の世界にやって来た。冬でも暖かい嶺南エリアの気候に慣れている朱さんにとって、このイベントは楽しみにしていたずっとワクワクする「冒険」で、「以前は広東省で『引越型キャンプ』を楽しんでいた。1年を通じて緑があるが、極限にチャレンジするようなスリルはない。本当に寒い雪が積もる場所でキャンプがしたいとずっと思っていた。これは、南方エリアではできない体験」とテントのガスストーブを調整しながら話した。
小さなテントの中で、ストーブをたくと気温は一気に十数度まで上がる。テントのシートの向こうは氷点下30度と極寒だが、テントの中は春のようにポカポカだ。朱さんは「想像していたよりも静かで、清々しい。今回、僕は『先遣隊』としてやって来た。次は必ず家族と一緒に来たい」と話す。
今回の東北キャンプ大会では、朱さんのように、南方エリアからやって来たキャンパーも多くいる。浙江省や江蘇省、上海市といった南方エリアのナンバープレートの車が、雪が積もった会場にずらりと並んでいる。彼らは「厳しい」大自然の中で「自然の趣」を楽しんでいる。

午後になり、傾き始めた太陽の光が雪原を照らす中、村で食事が振る舞われることを知らせる打楽器・銅鑼の音が鳴ると、ダウール族の村民が漬物の「酸菜」が入りのホカホカの餃子や、濃厚なヨモギスープなどを提供。北方エリアのアクセントの中国語と、南方エリアのアクセントの中国語が混ざり合いながら飛び交い、寒さも吹き飛び、「熱気」があふれていた。
キャンプファイヤーが始まると、火の粉が夜空に舞い、極寒地用の分厚いダウンジャケットを着た観光客が手をつないで囲んだ。その近くで、ディスコダンスミュージックが流れ始めると、若者は氷上で楽し気に踊り始めた。

以前なら、「冬は家にこもって寒さを避ける」のが一般だったが、今では深く積もった雪の上でもレジャーを思いっきり楽しめるようになった。このように黒竜江省の人々は「冬」を再定義している。

梅里斯区文化・スポーツ・ラジオ・テレビ・観光局の王芳(ワン・ファン)局長によると、キャンプ大会開催期間中、ダウンジャケットを着て雪合戦、無形文化遺産に指定されているバーベキューのデモンストレーション、草原騎馬警官パレードといったイベントが行われる。そして、チチハルの梅里斯では「氷雪+キャンプ+風俗・習慣」をテーマにしたジャンルを超えた融合が促進され、「眠っていた雪原」で24時間、全身で楽しめる文化観光の新空間が生まれている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
