ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.16 08:12

ドイツ軍の精鋭部隊で、性的嫌がらせや薬物、ナチス式の敬礼などの不祥事が発生し、軍当局が監査に乗り出した。

ARD放送によると、クリスティアン・フロイディング陸軍参謀総長は14日(現地時間)、連邦議会の国防委員会に出席し、第1空挺旅団・第26空挺連隊において、一連の事件によりこれまでに9人を除隊させ、さらに4人について強制除隊手続きを進めていると明らかにした。

連邦軍は軍法違反55件、駐屯地であるツヴァイブリュッケンの検察は刑事事件16件を捜査中だとARDは伝えた。

一連の不祥事は、所属する女性兵士たちが昨年10月に連邦議会へ告発したことで明るみに出た。

彼女たちは、セクハラや女性嫌悪発言が日常的に繰り返され、刑法で禁止されているナチス式の敬礼が、兵舎内で同僚間の挨拶として使われていたと告発した。同部隊では2023年にも、将兵2人が同僚の女性兵士に対して性的暴行を行った疑いで有罪判決を受けている。

第26空挺連隊は、第二次世界大戦後半に西部戦線の防衛のために創設された部隊だ。アフガニスタン派兵をはじめ、海外作戦に優先的に投入される最精鋭部隊として知られる。部隊員は約1800人だ。

ドイツ国内で右翼極端主義が勢力を拡大している中、軍や警察でも関連する事件が増えている。国防省によると、2024年に連邦軍でナチス式敬礼などの極右に関連すると疑われる事件が280件発生し、97人が強制的に除隊させられた。

独政府は、精鋭部隊で発生した集団的な逸脱行為が、兵力の補充に悪影響を及ぼさないか懸念している。国防省は現在18万3000人の現役軍人を、2035年までに25万5000人〜27万人へと増やす方針を掲げており、今年1月から18歳の男女全員に軍服務の意思を問うアンケートを送付するなど、兵役制度を変更したばかりだ。

ボリス・ピストリウス国防相は「現場で直ちに逸脱行為を察知できず、必要な措置を講じなかったことは容認できない」とし、軍の指揮部を批判した。

トーマス・レーヴェカンプ連邦議会国防委員長は「毎日命をかけて任務を遂行している軍人たちの名誉を傷つけ、軍服務の意志を危うくするものだ」と指摘した。