EU、メルコスルとのFTA締結承認 反対くすぶる

 欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は12日、9日にEU加盟国政府が承認したEUと南米南部共同市場(メルコスル)の自由貿易協定(FTA)は、欧州議会の承認前に適用することが可能だと述べた。ポーランド・ワルシャワでの抗議活動。9日撮影(2026年 ロイター/Aleksandra Szmigiel)

[ブリュッセル 12日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は12日、9日にEU加盟国政府が承認したEUと南米南部共同市場(メルコスル)の自由貿易協定(FTA)は、欧州議会の承認前に適用することが可能だと述べた。

報道官は、欧州議会の過半数の賛成で条約が承認されるよう欧州委が取り組んでいると述べた。

EUとメルコスルの交渉は20年余りにわたり、2024年12月に最終合意に達した。しかし自国農業への影響を懸念するフランスなどが反対し、承認の採決が遅れていた。

9日の承認後、フランス、ポーランド、ベルギーで抗議活動が起きた。10日はアイルランドでも農業従事者がデモ行進した。

フランスでは、承認を阻止できなかったとして極右と極左の野党が内閣不信任案を提出したが、社会党のフォール第一書記(党首)は11日賛成票を投じない方針を示した。

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