
写真は2018年8月、中国重慶市内の鋼鉄工場で撮影。REUTERS/Damir Sagolj
[北京 14日 ロイター] – 中国の昨年12月の鉄鋼輸出量は、許可制導入を控えた駆け込みで過去最高となった。年間でも過去最高を記録した。
中国税関総署の14日の発表によると、12月の鉄鋼輸出は1130万トンで単月としては過去最高だった。2025年通年は7.5%増の1億1902万トンで過去最高だった。
当局は昨年12月、26年から鉄鋼の輸出を許可制にすると発表した。発表を受け、影響を懸念した一部輸出業者が輸出を前倒しさせたという。
中国国内は、長引く不動産不況で鉄鋼消費が振るわない。政府系シンクタンクによると、国内鉄鋼需要は25年の5.4%減少に続き26年も1%の減少が見込まれている。
It shows China’s steel exports from 2014 to 2025
堅調な鉄鋼輸出を背景に鉄鉱石の輸入量も12月、年間ともに過去最高となった。
12月の輸入量は前月比8.2%増の1億1965万トン、25年は1.8%増の12億6000万トンだった。
国内鉄鋼メーカーが需要低迷を受けて生産を抑制し、鉄鉱石の在庫が低水準だったこと、マージンの改善も輸入拡大に寄与したという。
コンサルティング会社ホライゾン・インサイツのアナリストによると、26年の世界の鉄鉱石供給量は2.5%増加、中国向けは3600万─3800万トンの増加が見込まれている。
It shows China’s iron ore imports from 2018 to 2025
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